トマトがメイン!な鍋焼きラーメン
寒い。
いやあ、今日は冬将軍が私を全力で冬眠へとエスコートしてやがんな?ってくらいバッチクソにさぶかったですねえ……。朝目が覚めたら、横綱・女帝・暴れん坊将軍・もののけ姫、みんな揃って「6時だョ!全員集合」陣営を築き上げており、その瞬間否応なしに、お布団の外が間違いなく地獄であることが分かってしまった。負け戦と分かっていても己の矜持(ねこごはん補充、仏壇へのお線香あげ)のために心を奮い起たせ、どうにかこうにかお布団から這いずり出た自分を心から褒め称えたい。あの瞬間、私めちゃくちゃ男前な武士(もののふ)の顔をしていたと思う。
なおねこたちは朝ごはんを華麗にスルーし、私が出勤するまで布団から動かず、仕方なく布団敷いたまま出かけました。
日本海側や東海地方では、トンデモない大雪になっているようで……自然のことだから仕方がないのは分かっているけれど、どうか大きな被害が出ないことを祈るばかりだ。雪の多い街にお住まいのみなさま、くれぐれもご自愛ください。
さて、1日中首をすぼめて過ごした日の締めくくりは、もうラーメンですよ。ラーメン以外の選択肢なんてあります?我輩の辞書にはねぇな。そんなわけで、今夜は冷蔵庫のありものを使ってラーメンを作ることにした。それも、今までやってそうで意外とやってなかった鍋焼きラーメンである。
先日食べたこいつが大層気に入ったので、トマトもたっぷり使ってやろうぞ。
今夜の晩ごはん、鍋焼きラーメン。……と言ってもこれまた手間のかからない時短メニューで、調理らしいことと言えばトッピング用のほうれん草を茹でるくらいかな。まずはほうれん草をさっと塩茹でしてから冷水に取り、水気を絞って適当な長さにカット。土鍋にお湯を沸かし、市販のタンメン(スープ付き)をぶちこんで手早く茹でつつアクを取り、添付のスープと冷蔵庫に余っていたウィンナー、くし切りにしたトマトも投入。麺が伸びすぎないようにささっと火を通したら、茹でほうれん草をぶちこんで、最後に黒こしょうを振ってできあがり。ウシシ……我ながら今日もいいズボラ飯だこと。
鍋底に沈んじまっているけれど、トマトは丸ごと1個分入っている。ほうれん草も1/2束分はぶちこんであるので、鍋焼きタンメンと呼んでもいいかもしれないな。
肉っけはウィンナーのみなので、味はごくごくあっさり風味。でもこの澄んだスープが、トマトに本当によく似合う。さっぱりとした塩味のジルに、加熱されてぐぐぐぐっ!と甘みを増したトマトのフルーティで芳醇な香り……まるで野菜スープみたいにおいしい!ほうれん草の青くささに、黒こしょうのピリッとした刺激がいいアクセントだ。ウィンナーの出汁はほとんど出ていないけれど、頬張るとパチッと軽やかな音と共に皮がはじけて、中から溢れ出す肉汁がなんともいいパンチ力。ラーメンはちょっと火が通りすぎたかな?と思ったけれど、さらりとしたスープがなめらかな麺にたっぷり絡みついて、これまたよきよき。でも前回の鶏団子鍋に続き、やはり今宵のMVPはトマトだなー!何しろうかつに頬張ると舌を火傷しそうなほどアッツアツのトロトロなので、ひとつ食べるごとに身体がどんどんあたまってくる。塩ラーメンなのに、一緒に食べるとトマトラーメン風も味わえるし、一皿……もとい、一鍋で2度おいしい感じだな。何よりこの芳醇なジルが、夜ラーメンの罪悪感をさりげなく遠くへと押しやってくれる。お肌にも良さそうだし、まったくもってありがたいですねえ。
土鍋のおかげで最後まであつあつでいただけて、鍋の中が空っぽになる頃には、全身くまなくポカポカになった。満足!ごちそうさまでした。これからはうどんだけじゃなくて、ラーメンにも積極的に土鍋を使っていきたいな。
本日noteから届いていたお知らせ。
なんと、なんと。ありがとうございます!
……前回のコスメ記事に続き、今度は「デザイン」でいただけるとは、こりゃまたびっくり。読んでくだすった皆さま、本当にありがとうございました。
明日は職場のデスクをお掃除してから、このカレンダーをスタンバイさせてくる予定だ。ようやく仕事納めだなあ。