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早稲田大学教育学部対策【地理】
早稲田大学教育学部入試では、社会科目として地理を選択できることをご存じですか。
私は地理選択で受験し、早稲田大学教育学部英語英文学科に合格しました。
早稲田大学教育学部一般選抜A方式では、地理歴史の科目選択で、世界史B・日本史B・地理Bの3つから1つ選択することが可能です。
しかし、実際に地理を選択している人は少ないので、地理対策の情報はなかなか手に入りません。
本記事では、地理選択のおすすめポイントや対策、実際に受験した感想をまとめています。
早稲田大学教育学部を目指している方や併願しようと考えている方のご参考になれば幸いです。
地理選択のおすすめポイント
早稲田の世界史・日本史は難しいらしい(?)
私は共通テストの社会科目として日本史・地理の2科目を受験予定だったので、早稲田大学教育学部に関しては日本史と地理のどちらかを選択しようと考えました。
世界史については分からないのですが、早稲田大学の日本史は難しいという話をよく耳にしたので、日本史で受験することに不安がありました。
そこで、実際に早稲田大学教育学部の日本史・地理それぞれの過去問1年分を解いてみました。
すると、
日本史 マーク問題がほとんどなのに点数がとりにくい
地理 語句を書く問題がそこそこあるが点数がとりやすい
という結果になりました。
年によりますが、地理は世界史・日本史に比べて記述問題(語句を書く問題)が多いです。
日本史のマーク問題は細かい知識を必要とする場合が多く、確信をもって正解するのは難しく感じました。
一方、地理のマーク問題に関してはそこまで難しい知識は必要としていない気がしました。
もちろん人によって向き不向きがあるので、実際に過去問を解いてみることをおすすめします。
勉強量が結果に反映されやすい
共通テストの地理と早稲田大学教育学部の地理では問題の傾向が異なります。
共通テストは基礎的な知識をもとに思考力を試す問題が多いのに対し、早稲田大学教育学部では思考力よりも知識を求める問題が多いです。
先述したように、早稲田大学教育学部の地理のマーク問題は難しい知識をあまり必要としませんが、語句を書く問題では細かい知識も必要です。
早稲田大学教育学部の地理においても思考力を必要とする問題は出ますが、共通テストの地理のほうが考えさせる問題が多いと思います。
私の場合、地理の用語を暗記すればするほど過去問での得点も上がりました。
勉強量に応じて目に見えて結果が出るので、モチベーションを保ちやすいと思います。
共通テスト対策などで思考力を高めたうえで、知識量を増やすことが大切です。
世界が広がる
受験勉強は大変さがつきものですが、私は早稲田大学教育学部の地理対策が受験勉強の中では楽しかったです。
地図帳をながめていると、
「あの都市、聞き覚えはあったけれど、こんなところにあったんだ!」
「ここでもダイヤモンドとれるの!?」
と発見に満ちあふれています。
世界の国の位置や名産品など、意外に知らないことは多いです。地理対策で知識を深めることで、世界が広がります。
使用した教材と学習法
教科書
まずは学校で使っていた教科書です。私の高校では『新詳地理B』を使っていました。自分の高校で使っている教科書で十分だと思います。
地理の問題を解いて分からない単語があった場合、教科書の索引で調べ、載っていなかった場合は関連するページに書き込んで付け足したり、付箋に情報を書いて貼ったりしていました。
私は半透明のカラフルな付箋を使っていたので、勉強すればするほど教科書が華やかになっていきました!
地図帳
地図帳は地理の学習のマストアイテムです。
暇があったら地図帳を開いてほしいくらい、たくさんの情報が詰まった重要な本です。
学校で使っていた地図帳は『新詳高等地図』でした。すでに持っている地図帳があれば、そちらをご活用ください。
知らない地名は地図帳の索引で調べ、場所を確認していました。
重要な都市名は付箋に大きな字で書いて地図上に貼ったり、色ペンで赤道・北回帰線・北緯60°線・東経20°線などをなぞって目立たせたりしました。
地図帳はどんどん書き込んで自分だけのものにしていくのがいいと思います。
地理Bの必修整理ノート
何から地理対策を始めるか迷ったときの1冊です。地理の基礎的な用語を身につけることができます。
最初から書き込むのもいいですが、私は確実に全ての用語を覚えたかったので別のノートに答えを書き、間違えた箇所は繰り返し復習していました。
はじめる地理 要点&演習
『地理Bの必修整理ノート』と並行して取り組みたい問題集です。基礎的とは言え、易しすぎない良問がそろっています。
間違えた問題にチェック(1回目は赤、2回目は緑、3回目は黒など)つけて、繰り返し解いていました。
実力をつける地理100題
『はじめる地理 要点&演習』を少なくとも1周し、『地理Bの必修整理ノート』がほぼ完璧になったら、こちらがおすすめです。
記述問題や実際の入試問題も載っており、解説も充実しているので自主学習にぴったりだと思います。
こちらも間違えた問題にチェックをつけ、何度も繰り返し解いていました。
地理用語集 A・B共用
もっと早くから使っていればよかったと思うのがこちらの用語集です。
私の家には譲り受けた古い版のものがあったのですが、用語集はかなり便利です。
分からない用語に出会ったときは索引で調べ、関連する用語もついでに覚えてしまいましょう。
直前期には、用語集をながめて、知らない地名・川の名前などがあった場合は地図帳で位置などを確認していました。
過去問
過去問題集は「赤本」を使いました。
日本史・地理選択のどちらにするか決めるためにまずは自分が受ける年度の前前年度のものに取り組みました。最新年度の過去問は受験直前にとっておきました。
地理に関しては、赤本1冊に載っている年度全てに取り組みました。
過去問の取り組み方は好みにもよりますが、本番と同じ時間内に解くのがおすすめです。
受験した感想
本番は過去問を解いていたときより、解けた感覚がせず、難しさを痛感しました。
分からなかった語句も「地図帳で絶対見たなぁ…」という記憶だけはあったので、地図帳を中心にしっかりと勉強していれば正解できる問題が多いはずです。
地理を使って受験できる大学・学部はそこまで多くはありませんが、共通テストや国立大学の二次試験などで地理を選択する方は、ぜひ早稲田大学教育学部の地理選択を考えてみてください。
私が受験したときには早稲田大学教育学部に共通テストを併用する入試方式はありませんでしたが、現在は共通テスト併用方式も加えられているようです。
最新の情報は早稲田大学公式ホームページをご確認ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。