環境を変えてみるのは案外アリ。
私がこの記事で伝えたいことは「環境を変えてみるというのは案外アリ。状況が大きく変わる可能性が大いにある。」ということです。
私は小学生の時、サッカーをやっていました。下手くそでした。しかし、中学校進学時にサッカーをやめ、陸上を選びました。その結果、大きく人生が変わりました。
長文になります。
小学生でのサッカーは辛かったです。
私は小学校中学年で両親から「何かスポーツをやってみないか?」と言われ、サッカーを提案されました。しかし、私の本心は「やりたくない。」でした。ただ、それを両親に言えず、言われるがままに地元のサッカー少年団に入団しました。両親の期待を裏切りたくなかったとはいえ、自分の意見を言えなかったというのが真実だと今となっては思います。
入団してみると、まあ楽しくなかったですね。サッカーなんてほぼやったことないですし、どうやってボールを蹴ったらよいかも分かりませんでした。そして、サッカーは1チーム11人です。11人もいれば、いろんな人がいます。私はよくミスをしてチームメイト、コーチに怒られる→萎縮する→さらにミスをする、こんな悪循環にはまっていました(もちろん、優しいチームメイトもいました)。怒られても精神的余裕が無かったため、コーチが指導してくれる内容がほとんど理解できませんでした(笑)。ですので、上達するスピードも非常に遅かったです。また、サッカーの練習がある日の朝食は食欲無くてほとんど食べられませんでした。こんな精神状況だったせいか、私は2軍の補欠でした。
当時は土日がサッカーの練習だったので、小学校に通う月曜が一番楽しくて、金曜が一番憂鬱でした。小学校は楽しくて良かったんですけどね。また、小学校の休み時間のサッカーは楽しかったです(怒る人いないですし、私より下手な人もそれなりにいたので(笑))。
そんなこんなで、小学校卒業時にはサッカーから解放されて、正直嬉しかったです。
ただ、この状況はサッカーと私が合わなかっただけで、サッカーもサッカーをやっている選手たちを非難するつもりは全くありません。サッカーなどの団体競技を続けられる人は精神的に強いな、と思います。羨ましいと思います。
中学校入学時にサッカーをやめて、陸上を選びました。
小学校を卒業し、中学校に入ると、私の通った中学校では部活に入らなければなりませんでした。運動神経に自信のない私は消去法で部活を選びました。残った選択肢はサッカー部か陸上部。一応、サッカーをやってきたとはいえ、もうあんな環境で中学生活を送ろうとは思えませんでした。
小学生の時、私の足の速さは「中の上」レベルでした。遅い方ではありませんでしたが、特段速くもありませんでした。それでも、漠然と「速く走れるようになりたい」なんて思いはありました。
そのため、中学では陸上をやることにしました。
これがいい決断でした。私は結果として中学校で県大会入賞という成績を収めることができました。大した成績ではありませんが、小学校のサッカーチームでは2軍の補欠だったので、私にとっては大躍進でしたし、入部当初こんな成績が残せるとは全く予想してませんでした。単純に楽しく嬉しかったです。
でも、サッカーの経験があったからこそ中学で陸上の結果を残せたのだと思います。陸上の練習はもちろんきつい時もありましたが、サッカーがそれ以上にきつかったおかげで、陸上の練習があまり苦に感じませんでした。もちろん、顧問の先生の丁寧なご指導と恵まれた先輩、友人、後輩にたくさん助けられた、そのおかげでもあります。また、一緒にサッカーをやっていた友人からも応援をいただけたのは、嬉しかったですね。
私は結局、スプリンターとして10年以上走れました。
結局、中学、高校、大学、大学院、社会人(ちょっとだけ)と陸上を続けることができました。結果が出ることの楽しさを経験できたからだと思います(もちろん陸上で辛いことも多々ありましたが)。小学校でサッカーをやっていた時には、全く予想できませんでした。今となっては、サッカーで失ったものもたくさんあると思いますが、得られたものもたくさんあると思います。辛い経験がその後の陸上人生に活きているのだと思います。また、私にサッカーは向いてない、ということが分かりました(笑)。だから、今ではサッカーやって良かった、とちょっとだけ思います。でも、もう一度やれと言われたらやらないです(笑)。
環境を変えてみる、ということは有りだと思います。少なくともいい経験になると思います。案外、いい結果になるかもしれませんし(結局、大学時代には陸上で全国大会に出場することができました)。
私の場合はサッカーから陸上に競技を変えたことは人生の大きなターニングポイントでした。人生が大きく変わりました。何かに迷っている方の参考になれば幸いです。
長文、失礼しました。
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