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エネルギーの循環法則【ダイエット健忘記+α】


一ヶ月で5kg減量。
食事回数、炭水化物、間食を控えた結果。
維持したい気持ちはあれど、正負の法則が働いて食べたくなる。
運動量も増えて、体が再び目覚めようとする。
食べた物を消費するのにもエネルギーを使う。
ゆえに、動いてない時は、食べてなくても、ふらつきもなく、元気だった。
今は、体を動かせば炭水化物、頭を使えば甘味、暑けりゃアイスを欲した。
我慢を続け、夏の名残で、ずっとトウモロコシを齧っていた。

あと2kg落としたい所、1kg戻る。
なぜ。

そう、まるで経済促進のように、
摂取したカロリーを消費させる、代謝を循環させる反応を体に起こさなければと思い、
食べる・食べないを繰り返して調整し、動く・眠るも意識して、多少食べても減量時の体重をキープ。
我慢を続けると体は蓄えようとし、循環を始めればちゃんと落ち着く。
季節の変わり目は、体に従った方がいい。

この間にも、月のリズムはやってくるので、予定日を見て、
一週間前なら食べるのを許す。
何ヶ月かぶりにカップ焼きそばを食べ、数週間ぶりにアイスを食べ、夜はお酢たっぷりの軟骨を食べたら、お腹が壊れた。
むずい。

この地球、余す所なく、全てはエネルギーの交換で成り立っている。
地球は"交換"の星だ。
陰陽の法則。
全ての質量は等しく、行ったり来たりしている。
食物連鎖も、化学反応も、お金も、人との関係や感情も。
因果、とは少し違う。
リズム、というとしっくりくる。

交換という反応機会は、生命根本の自律や、意図的な創造によって起こる。
大地の変化も、海の環境も、星の熱も、地球の自律と、人間の操作によって変わっている。
自然から与えられたものを、未だに正しく返せていないのは、
私たちの、心の循環がうまくいっていないせいかもしれない。

何かが燃えて軽くなっても、その時蒸発した一部は、空気中に溶け込んでいる。
そこには、清濁混合の色がある。
私が軽くなるのは、私の燃やした何かが、世界のどこかへ投影されたから。
食欲という心理的な影響も、変化していく私に反応するリズム。
それまでは、ピンポンのように打ち合っていたから、
私は軽くなる暇もなく、重かった。

自分の一部に羽をつけて、世界へ飛ばすと、それはどこかへ消えていく。
旅をして、何かになって、帰ってくる。
それは変容を繰り返した末、私の中へは戻らずに、メモリーのような所に記録される。
データ化されたピースたちは、私の中にある壮大なパズルを埋めていく。
私は軽くなっていく。


あと2kg。



こんな本に出会った。

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