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親子で学ぶアサーション③

隠し通せばいい気持ちをぽろっと言ってしまいがち
どうも、裏表がないとよく言われるふきたです!

これ言わない方が、上手くいきそー
と思っているのに、一度我慢した末、結局言いたくなるのが永遠の悩みです
ただ言うことって勇気いるよねってことで
悪いことにはしたくない!

言ってもいいけど、アサーティブに!
をモットーとしております(笑)


さて、今日はアサーション3回目

(アサーションとは?「相手も自分も大切にしたコミュニケーションの方法」詳しくはこちら親子で学ぶアサーション①|ふきた ひとみ (note.com))

どの発達段階の子ならできる?
アサーショントレーニングをする場面とは?
どんな内容がいいのかな?
について書かせていただければと思います



①発達段階はどれぐらいからがいい?


結論から言うと、座って勉強ができるようになった頃から


これは
アサーショントレーニングは、現在進行形で起こっている問題を取り扱うのではなく
例文の中で、返す言葉を
攻撃的、アサーティブ、ノンアサーティブに分けて
考えてみるトレーニングだからです


一歩引いた、自分事ではない例題というものを使うことで
冷静にかつ、理性的に考えることができ
その子の理解度も分かり
攻撃的な言葉かけはどういったものか
ノンアサーティブな言葉かけとはどういったものかを学べます

それを、現実場面に来た時に
実践として、
今の○○君に言った言葉
3つのタイプの中のどれだと思う?

子:使いたいから貸せよは、ジャイアンだった・・・
先生:そっか、じゃあなんて言ったら貸してくれたと思う?
子:使いたいから次、貸して?
先生:良いね!一緒に遊ぼうでも大丈夫かもよ!

のような、気づきによっての学びになっていきます

なので、まずはトレーニングの基礎をできる
例題を一緒に考えられる発達段階の子

が適格だとおもいます


ただ、アサーションを学んだ大人から学ぶこともできて
子どもとの現実場面で
その言葉かけは「嫌なこと言われてるー」って感じてしまう言葉かけかも?
こう言った方が「そっかー、悪いことしちゃったんだな」
って相手が分かってくれるかもよー

といった間接的な学び方は、こちらの力量(伝え方、言い方、言葉のチョイス)がいりますが
言葉を理解した頃、
もしくは他人というものを理解した頃からでも可能
と感じています

ちなみに2歳の女の子に行ったことがあるのですが
さすがに、青とか赤とかがやっと分かった頃ぐらいだと
私の説明能力もありますが、単語数がなく難しいです
3歳、4歳の男の子は、口の達者な子なら
理解できるんだ!といったところでした



②アサーショントレーニングをする場面は?


発達段階のところで少しふれましたが、
座って集中して勉強できる、個室などが好ましいです

人数は、2~3人ぐらいが未満児だと良いかなといった印象
少年院では20人ぐらいで行います

これは他者の意見を聞くこともトレーニングだからです

○○君(一緒に行う子)のしずかちゃん(アサーティブ)発言
を聞いて、新たな対処方法を学べますし
良い言葉のレパートリーも増えます


また
ジャイアン(攻撃的)発言、のび太君(ノンアサーティブ)発言
を聞くことにも意味があると思っていて

いい面として、これは言われて悲しいって思っていいんだ
嫌だって感じていて良かったんだ
という自尊感情を育てる面

悪い面としては、相手を傷つける発言を
傷つけると分かっていて、なお使う可能性がある面


けど、どちらにせよ
ここ(悪い言葉)を通ることは
教育にとっては価値あることだとは思っています


少し視点を変えて
どういう子にアサーショントレーニングを実施してきたか
というところ
私がどういう子にやった方がいいと感じているかについても話します

ズバリ
お友達や家族と、コミュニケーション面で上手くいっていない子
本人や家族が、本人のコミュニケーション面で悩んでいる事実がある

という時に、おススメしてきました
有り難いことに、親御さんに了解を取るときに断られたことはないです

あ、基本は親御さんに了解を取ってからやりましょう
家庭で変化がみられる可能性があるので
良いものも悪いものも・・・
連携をしておいた方がいいかと思います、最悪事後でも必ず



③どんな内容がいい?

内容については、ざっくりいうと
自分のことだと分かって警戒心を抱かれないもの
です

アサーショントレーニングの際に大切なことは
例題を客観的に見てみての
どう思うかの練習
だと思っていただいて

例えば
妹とケンカした時、
「ちびなんだからそんなもの必要ないだろ返せよ」
この発言について議論しよう

これが自分事のものとなると
その前から何度もとられている
何度も貸している、長時間使っている
いつも妹ばかりいい思いをしているから

など、この文面以外の「思い」も思い出し
「ちびなんだからそんなもの必要ないだろ返せよ」
といった言葉のみに注目しにくくなります

なので
トレーニングを行う際には
客観的に見られる例題が好ましいと言えるでしょう


ただし、前述した
トレーニングが進んでいる子
に関して
今の発言3つのタイプの誰だった?
のような声掛けはしていけると思いますので

そこはその子その子の、理解度を見て
また、パニック度合いを見て適宜
使い分けていきましょう!



次回、Iメッセージ以外のトレーニング
アサーションができないパニック度合いとは?

について書いていけたらと思います



⇩この記事を書いた人⇩


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