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彷徨記⑤冷山歩道後編
冷山山頂からコルへと下る、そこから来た道と反対側の渋の湯へと向かう。
中央径路
かつて北は大河原峠から南は連峰南端まで八ヶ岳中腹の大針葉樹帯を縫っていたという道。
中央径路。
登山道ではなく営林署の巡察路だったという道。一般登山者にもほとんど知られていなかったであろう道。
今歩いている狭霧苑地から冷山のコルを抜け渋の湯へと向かう道、この道が昔の中央径路だったのではないだろうか。
地図を見ながらそんなことを想う。
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堰堤池
コルから少しなだらかな道が続くが下りに入るとなかなかの急斜面を降りていく。あまり人も歩いていないようで大自然そのままの道。谷へと向かって急斜面を降りる。
ずいぶん下ったところで川の流れの音が聞こえる。
渋川の流れる音、渋の湯はもう近い。
大きな堰堤があり澄んだ水が綺麗な場所へ出る。
前に地元の人から聞いた「堰堤池」と呼ばれるキレイな池、澄んだ水の場所があると聞いたがおそらくここがその堰堤池であろう。
小雨の天気のため写真ではわかりにくいが驚くほど透明な水、美しい風景である。
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渋の湯
堰堤池から渋の湯へと進むと小さいながら雰囲気のある神社を発見。急な勾配の石の階段を上がり参拝する。源泉を守る山の神であろうか。
歴史のある渋の湯まで進んでみる、渋川に合流する支流からは白濁の流れがあり周辺は硫黄の匂いがする。
渋御殿湯の建物を通りバス停まで行く。
今日はここで折り返しの行程。
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冷山歩道を登り返し帰りの麦草峠へ歩き出す。
冷山歩道、あまり人も歩かなくなり大自然と調和した道。一歩一歩、柔らかみを感じながら歩く素敵な道。
完
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