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彷徨記③影武者沢
5月の雨の中、道なき道を下っていく。
小雨の稜線
登山道を稜線へと登っていく。稜線歩きを楽しんだあと山中へ入っていく。
稜線より一段下にけもの道があるのを知っている。まだ辿った事のないその道を辿り数年前名付けた影武者沢を降りる計画。
小雨と薄霧、冒険の雰囲気もでてきた中、けもの道へと向かう。
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けもの道
けもの道は稜線より標高にして30mほど下をトラバースする形で続いていく。しっかりと踏まれたけもの道は見た目よりも歩きやすくスムーズに進んでいく。
道中、なにか硬いものを踏んだため確かめてみる。木の枝にしては硬く石とも違うようだ。確かめてみると鹿の角、なかなか立派な角である。
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雰囲気のある大岩の下を進みさらに行くとけもの道が二股となり尾根を下る道に進路をとる。少し尾根を進んでからけもの道を外れ沢に降りるルートを選択する。
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影武者沢
急斜面を降り沢筋に降りる、この沢が影武者沢。広く気持ちの良い沢を下っていく。
少しいくと平らになった場所がありここでも鹿の角を発見する。
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この平の先には冬にも来た「最初の一滴」があり寄っていく。四季を通じて涸れる事なく流れる水、大自然と豊かな森を感じる事ができる素敵な場所である。
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水流の流れに沿って沢を下る。5月のこの時期コバイケイソウの緑が美しい。
やがて上流からの沢と合流し影武者沢は終点となる。
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信玄棒道を登り駐車場へ戻る。
冬以来の影武者沢。
彷徨の楽しい旅の記憶。
完
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