権現様の頂。
分岐へ
権現岳
かつて「薬師ヶ嶽」「八ヶ岳権現」と呼ばれ八ヶ岳信仰の中心だったと言われる山。
ギボシを通り過ぎた辺りから霧が流れ込み、一面霧の白い世界と視界良好が目まぐるしく変わる天候。山の天気は難しい。
現在は営業していない権現小屋を通過する、山頂にある岩塔が大きく見える。
小屋の先を少し登れば赤岳方面と山頂との分岐となり山頂はもう目前。
周囲を見渡してみる、北にあたる赤岳方面は霧の中、南西方面はクリアに見える。
岩塔と刀剣
分岐を曲がり山頂へと進んで行く。ほぼ横移動となり山頂へ到着。権現岳山頂は大きな岩塔となり最後は岩を登り登頂となる。
山頂にある岩塔、
神聖な雰囲気を醸し出すこの岩塔には刀剣があり修験の山であり古くから人々に崇められ親しまれていた事を物語る場所。
以前来たときは岩に刺さっていた記憶がある刀剣は現在は頂上横に置かれている。
富士見高原からスタートし西岳を登り、源治新道の歩き、乙女の水と青年小屋での休憩、ギボシの岩場etc
長い道のりだった権現岳登山を山頂で回想する。
山頂からの展望
登って来た側を見る
すぐ下には権現小屋、その先には美しい山容のギボシ。さらに奥には諏訪の平ら。
網笠山方面も眼下に美しい。
分岐まで移動し権現岳を見る。
この頃には雲が山頂を覆い雲の切れ目から幻想的な山頂の風景。神聖で言葉にできない美しいお姿。
この場所から山頂に手を合わせ一礼する。
山に登らせていただいた事への感謝とこれから進む下山の安全を祈願して。
権現様、素敵な１日をありがとう。
完
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