権現登山記 擬宝珠
ノロシバへ
青年小屋から権現岳へ向かう、登山道は徐々に急になり岩場がでてくる辺りからさらに斜度が上がる。
横を向けば道中通った西岳が見える、西岳山頂よりも標高が上がっているのを確認できる。
さらに登っていくと展望台のような場所「ノロシバ」に到着。
ノロシバは狼煙場、修験の山であった権現岳、当時里へ山頂へ、ここから合図の狼煙を上げた場所であろうか。
ノロシバより今から向かう山頂方面を見る、権現岳は見れないが迫力ある西ギボシが見えてくる。
擬宝珠(ギボシ)
少し平坦な地形を進むと西ギボシの急斜面の登りとなる。
ザレた登山道を慎重に一歩一歩登っていく。下を見れば東側はどこまで続く急斜面、高度感に気を引き締める。
西ギボシ山頂横までくると目の前に圧巻の峻峰東ギボシが大きく見えてくる。
南八ヶ岳らしい尖った岩山、西側には岩稜帯を身に纏う大迫力の山容。
西と東のギボシの間には崖から続く大きく急な沢も見える。
大迫力の素晴らしい風景。
ギボシの岩場
鎖場の多くあるギボシの急斜面を登る。
急斜面、いや崖と呼んだほいが正しいか。
進行方向を指す矢印は真上を向いた岩場、崖の中をトラバースする緊張の通過。
南八ヶ岳らしいスリリングで高度感のある登り。
怖さ、恐怖心もあるが楽しい。
山歩きではない登山の醍醐味を味わう喜び。岩場を楽しむ。
ギボシの急斜面を登り切ると間近に見えてくる権現岳。神々しい頂へと向かう。
続く
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