美しき水鏡。
無風の水鏡
八柱の森から再び雨池の水辺へ。
無風の湖は研磨されたように見事に周囲の景色を映し出す。
8月の緑生い茂る森、縞枯山から雨池山、三ッ岳と続く雨池三山。山並だけでも絶景と呼べる風景。
その絶景が水鏡に映り込む素晴らしさ。
時間が止まっているかの様な、無風の風景をゆっくりと楽しむ。
ビーチ
東岸から時計回りに南岸へと進んでいく。
「ビーチ」と呼んでいる砂浜、ここも美しい場所である。
砂浜がぬかるんでいるため水辺までは行きにくい場所であるがここから見る雨池は素晴らしい。
このビーチの少し陸側に行ったところに草原があり、山口氏らはそこにいつも天幕を張っていたと記している。
聖地と言える場所。1950年代を思い浮かべ思いを馳せる。
雨池の水源
雨池、文字通り基本、雨水で出来た池。
天然の大きな水たまり。
よって雨の降り方により年、季節で大きく水位が変わる池。
ビーチも増水時には水の中の事もある。
先ほど基本雨水と書いたのは、そんな雨池にも実は小さな川が流れ込んでいる。
南西岸に入り江のような地形があり、よく見ると小さな水流が見える。
池の水位を保てるほどではない水流と思われる小さな流れ。雨後にしか流れない水かもしれない水流。北八ヶ岳の豊かな森から湖への贈り物。
北八ヶ岳、雨池。
昔からの風景を留める心休まる静かな池。
50年後、100年後も変わらぬ素敵な池であることを願ってやまない場所。
終
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