2024年6月2日投稿 【感想】 雰囲気が重い。でも、今みるべき作品でした。 世代の違いと一言で片づけられない難しい問題。 「そうゆう人もいる」と頭では思うものの実際に会ったら何か話が出来る自信が無い、と思わせる作品でした。 ① 学校に行かず、ユーチューバーになりたいという息子。これは、宗教と同じで、信じるモノの価値が違う問題。親を信じない、話を聞かない子供は、何を言っても理解しない。
私ならば、言い方がキツイかもしれないが、「親よりユーチューバーを信じる」のは、「親に対してしてはならない罪」として、親は、落ち着いて反対する意見を子供に伝え、それでもしたいのであれば、支援をせず、ただ見守るしかないと思う。子供の意見に従う必要はないと思う。ただし、親の責任として、未成年の間は、衣食住は保証する、それ以上は、一人で生活して欲しい。と子供扱いを嫌がる子供と契約書を交わす。 ② 趣味、志向等の価値観。これも基本的には①と同じだが、公の場では、言わない方がよい。同じ価値観を持つ者と巡り合うのは、殆ど奇跡に近い。 相手の容姿だけで決めるのは、推し活だけで良い。 「このまま誰とも関わらず、老後を一人で過ごし、死んでも誰にも気づかれない」それも辛い。ならばいっそ、許容範囲を広げてみるのもいいかも、選ぶのは自分が決めることです。 ③ 異性恐怖症の人。私は、この作品の中で描かれている人の中で、人が社会で暮らすことで一番辛いのではと思いました。こればかりは、同性の友達を作るしか思いつきません。それも、相手が婚活していたら友達になれないジレンマを抱えることとなるでしょう。 この作品でも、ようやく見つけた恐怖を感じない異性に勇気を出して言葉をかけたが受け入れて貰えなかった。他の案件は、①は離婚、②は待つ、となったが、③は更なる恐怖が増えた結果だった。 ホントにきつい作品でしたが、しかし、また10年後の世代はどうなっているのだろう。きっと、今より単純だといいな、外国人は、言いたいこと言いあって議論して凄いな、などと思ってしまいました。NETFLIX配信中です。