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臨月3日前に、死産した話⑨~退院~
早めの退院を決めた理由。歩けないボロボロな体を引きずりながらお花屋さんへ向かう。自宅にある長男のお部屋。
こんにちは。アラサーでワーママ"あおのうさぎ"です🐰。ヘビーな話になりますが、心の元気な方は、読み進めてください。
~第8話はコチラ~
産声のない出産、その後
◆退院を決めた理由
私は出産から3日目で退院しました。
それは病院にいると"長男がいない"と言う現実を突きつけられるからです。
看護師さんにお願いしたら、長男を運んできてくれます。一緒に時間を過ごせます。
でも長男は動きません。
それがツラくて悲しくてどうしようもなくて…。
せっかく生まれてきたのに、一緒にいるのがツラいのです。
こんなママでごめんね、ごめんね、と伝えました。
そして、色んな看護師さんが出入りする度に
長男に「可愛いね」と声をかけてくれます。
それは(本当なのか?)と心の中で思ってしまう私がいました。
私は自分の子どもだから可愛い。でも他人からみたら???
気を遣わせてるんじゃないかとツラく苦しかったです。
ここに居たら、私のことを気にかけてくれる看護師さんたちがいます。
有難いのですがその反面、迷惑をかけている気になるので、”早く退院しよう”と決意しました。
◆お花屋さんへ
無事退院し、旦那と"ふたり"で病院を出ました。長男を連れて帰ることがどうしてもできなかったのです。私の心の整理が間に合いませんでした。長女に長男を会わせるということもどうしても難しいと思ってしまったのです。
道中、お花屋さんに寄りました。長男にあげるお花を選ぶためです。
旦那が「子どもが亡くなったのですが、どのお花がいいですか?」とお花屋さんに聞いてくれました。いくつか見繕ってくれた中から選びました。キレイなブルーのお花があったので、それも買いました。
◆自宅に到着
自宅に入ると、旦那に1つの部屋へ案内されました。そこは、"長男のお部屋"。旦那と長女が作ってくれた場所でした。
並べられていたのは…
・赤ちゃんのお布団
・赤ちゃんの絵本
・赤ちゃんのおもちゃ
・赤ちゃんを乗せる予定だったチャイルドシート
長男への思いが詰まったお部屋を準備しているふたりの様子を想像するだけで、暖かい気持ちになりました。
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