格闘技選手に有利な遺伝子変異とは?驚きの特異体質
格闘技に有利になる特異体質、遺伝子変異。
格闘技に有利(ゆうり)になる特異体質(とくいたいしつ)、遺伝子変異(いでんしへんい)がある。
1つ目は、スピード増大(ぞうだい)、素早(すばや)く収縮(しゅうしゅく)し、爆発的(ばくはつてき)な
力を発揮(はっき)する筋細胞(きんさいぼう)が速筋繊維(そっきんせんい)がある。
これらの筋繊維がグリコーゲンに蓄(たくわ)えられている糖(とう)を分解(ぶんかい)して
グルコースなどに変換(へんかん)し、筋肉(きんにく)が働(はたら)くために必要(ひつよう)なエネルギーを作(つく)る。
それを助(たす)けるのがACTN3という遺伝子が作るαアクチニン3(アルファ・アクチニン スリー)というタンパク質(しつ)だ。
大勢(おおぜい)の人たちはこの遺伝子に突然変異(とつぜんへんい)がありαアクチニンが機能(きのう)していない。
しかし、一流(いちりゅう)の短距離走者(たんきょりそうしゃ)や重量挙げ選手(じゅうりょうあげせんしゅ)の中には、それが機能する遺伝子を持(も)つ者(もの)がいる。
つまりαアクチニンを作ることで、爆発的なパワーとスピードを発揮することができる。
2つ目は、骨(ほね)の強度(きょうど)LRP5は細胞間(さいぼうかん)のシグナル伝達(でんたつ)に関連(かんれん)する遺伝子であり、
細胞の発達(はったつ)など、重要(じゅうよう)な細胞プロセスに影響(えいきょう)を与(あた)える経路(けいろ)の一部(いちぶ)である。
ここに突然変異があると、骨細胞(こつさいぼう)の特定(とくてい)のシグナル経路をブーストし、密度(みつど)が高く、太い骨を成長させる
骨硬化症(こつこうかしょう)や骨化過剰症(こつかかじょうしょう)と呼(よ)ばれる現象(げんしょう)だ。
これは骨の過剰な発達のために、脳(のう)が頭蓋骨(ずがいこつ)から過度(かど)な圧力(あつりょく)を受(う)けたり、神経(しんけい)が圧迫(あっぱく)されてしまったり
といった、健康(けんこう)への悪影響(あくえいきょう)を引(ひ)き起(お)こすことがある。
しかし、人によっては、こうしたデメリットがないまま、滅多(めった)なことでは折(お)れない高密度(こうみつど)で頑丈(がんじょう)な骨を発達させることがある。
以上のことから格闘技に有利な特異体質、遺伝子変異があるということだ。
最後に。
僕の記事が格闘技選手に有利な遺伝子変異と特異体質について興味がある人、格闘技に興味がある人、何かに挑戦したい人の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでくれてありがとうございました。
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