愛されて70年!やきとり『さくら井』☆1本55円!変わらぬ味と値段と笑い声
横須賀市の美味しい情報を発信!うみちゃんです。
また行きたいと思うお店は、料理が美味しいことと居心地の良さ、人情味あふれるお店。
逸見で用事を済ませて駅に向かっていたところ、16時すぎの早い時間に赤提灯が灯っているお店を見つけました。
カウンターのある小さなお店。入り口から覗いてみると、「どうぞ!」と明るく女将さんが声をかけてくれました。
やきとり『さくら井』
京急線逸見駅から徒歩1分のところにある、やきとり さくら井。
「左はきれいに書いてくれたけど、本来は右のさくら”井”という屋号なのよ。さくら丼(どん)じゃないわよ」とお茶目に教えてくれます。
この場所でやきとり屋を初めて、今年の10月で70年を迎えます。
当初、お父様が営業していましたが亡くなり、その後はお母様が引き継いだとのこと。しかし、20年前にお母様も急逝し、現在の女将さんが店を受け継ぎました。
変わらないお店と味
コの字型の立ち飲みカウンターの店内は昔から変わっていないとのこと。
「うちは値上げしないで、このお値段なのよ」
ふと御品書きを見ると、ダンゴ、シロ、フワ、アブラ、皮は1本55円です。55円の串は2本で組み合わせ自由で注文するシステム。
110円の串は1本から注文可能です。
当日の入荷に合わせて、なんこつ串やピーマン串などもあります。
珍しい串
アブラというのは鶏の「油つぼ」という鶏の尾のつけ根の脂を溜める部位。ぼんじりより脂の味が濃いとのこと。
フワは肺です。フワの串があるのは珍しいですね。
注文すると、すぐに目の前で焼いてくれます。
フワとアブラです。特製のニンニク味噌でいただきます。
どちらも柔らかくてジューシー。余計な脂は落ちており、シンプルな旨みを感じます。丁寧に下処理されているため、全く臭みはありません。
なんこつ、モモ、かかしです。
さくら井さんのなんこつは軟骨の周りの肉もついており、コリコリ食感とお肉の柔らかい食感の両方が楽しめます。
ももは柔らかくてふわふわです。
「かかし」とは野菜と肉団子の串のこと。「この形が案山子に見えるでしょ」と教えてくれました。ナスも玉ねぎも甘く、肉団子はふわふわです。にんにく味噌がよく合います。
常連さんが続々
心地よい風が抜ける店内。高窓からは夕陽が差しています。まだ17時前ですが、常連さんが続々入ってきて「中瓶!」と慣れた様子で注文しています。
60年前の先代の頃から父と一緒に来ていたという常連さんもいらっしゃいました。
女将さんと楽しく話しながら、笑い声が響きます。常連さんにとって、居心地が良くあたたかい場所。
この風景がいつまでも続きますように。
8月の営業日
営業日は月・火・木・金。
11日祝日から20日までお休みです。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
さくら井
横須賀市東逸見町2-5(地図)
営業時間 16時〜20時
定休日 水・土・日・祝日
※2023年8月時点の情報です。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
(Yahoo!ニュースエキスパート 2023年8月5日の記事です)
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