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#3 ○○という職業を選んだ理由

タイトルを入力しながら、ハッとさせられました。

私、本当の意味で職業を「選んだ」ことってないまま
社会人生活を11年も送ってきてしまったのかもしれません。

小学生の頃からずっとずっと雑誌の編集者になるのが夢でした。

自分で誰にも望まれてないオリジナル雑誌を作ってクラスのみんなに読んでもらったり(笑)、
マスコミに行くには早慶以上の大学に行かなければならない!と予備校で吹き込まれたことを鵜呑みにして(今思うとよくわかりませんが…)がむしゃらに大学受験をがんばったり。

大学に通う傍らでマスコミ塾にまで通って、スパルタな先生のもとで試験対策をしたり。

ついに迎えた就活では言うまでもなく、ひたすらに
出版社を受けました。

でも、想像以上に道は険しくて。
そもそも数人しか採用されない倍率の高さと、試験期間の長さがしんどかったですね。

2ヶ月かかって二次試験まで通ったー!!!と思っても
3ヶ月目であっさり落ちる…そんな調子で
6月には全ての持ち駒を失い、「就活浪人」の文字が
リアルに目の前に迫ってきていました。

そんなとき、藁にもすがる思いでマイナビのサイトを見ていて。あきらめられずに出版や広告の検索ワードを入れていたら引っかかった会社が1件。

印刷会社系列の、販促物を作る会社。

販促物ってことは、カタログとかパンフレットとかも作れるってこと!?憧れの出版社に近いことができるのでは!?そんな単純な発想で応募し、なんとか内定をいただいて。

奇跡的に当時のエントリーシートが古いPCに残っていたので、どんな志望動機を書いていたのかなあ…と見てみたら。

どんなに魅力的なものも、伝えなければその価値は伝わらない。その価値を伝えられる人になりたい。

そんなことを書いていました。

月日は流れて、今はまさかのITシステム系の新規事業企画という本当に印刷会社??と疑いたくなるような仕事をしていますが…

新規事業の立ち上げをする中で感じるのは、どれだけ
一生懸命に素晴らしいものを立ち上げても、
人に伝えて広める努力をしないと、存在しないのと同じ
になってしまうということ。

今は企画とプロジェクトマネジメントの傍ら、プロモーション戦略を考えることもやりたい!と自ら手を挙げて
コラムの執筆に挑戦し始めたりもして。
どんな仕事をしていても、根底にある思いは意外と昔と変わらないものなのだなあ…と、思います。

自分の意思で今の仕事を選んだのか?と言われると胸を張って言い切れない面もありますが…

雑誌の編集者になりたかったのも、世の中にあるものの魅力を広めたい思いがあったのだろうと思うし、その気持ちは今の仕事にも活かされてるのかなと。

今後どんな道を選ぶかわからないけれど、自分の素直な気持ちに耳を傾けることは、忘れずにいたいと思います。




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