育児中のご自愛について本気出して考えてみた
この世に生まれて1ヶ月ちょっと経った娘と、家で過ごす日々。
ありがたいことに、いろんな方からお祝いの言葉と共に「無理しないで」「ご自愛ください」と言っていただく機会が多くて、本当にそのとおりだなと思うのですが……
無理しないようにしよう!ご自愛しよう!と漠然と思っても、できないもんだなーということに気づきまして。結局、目の前の予測不能な小さい怪獣(って言ったら本人に怒られそうだけど)に振り回されて、昼も夜も境目のない毎日を送って自分はボロボロになりがち……
そこで、「ご自愛」の方法をできるだけ具体的にしてみることにしました。もちろん全てきれいにはやりきれなくて、マッサージで「疲れてますね」と言われてしまうくらいには疲れが顔に出てるけど(笑)少しずつでも実践して、前向きに過ごせたらなと。
今日のタスクを書き出し一つずつ完了させる
「育児中は中断されることが多いから、コーヒーをあたたかいうちに飲みきるとか小さなことでもいいから、完結させることを意識してみて」
妊娠中からお世話になってるマッサージの先生から、先日こんなアドバイスをいただいて。確かに、ごはんを食べてる途中や部屋の片付け中に泣かれると中断せざるをえなくて。中途半端に残ったタスクが日々たまってモヤモヤしがち……
まとまった時間をとるには夫の協力が必須ですが、ワンオペ中でもちょっとの意識で完結の量を増やすことはできるのかも!?と。
「録画してたあの番組を最後まで見る」とか、そんなくだらないことでもいいから今日のタスクを全て書き出して。完了したらチェックをつけて見える化すれば、今日一日でこれだけのことができた!と自信がもらえる気がします。
椅子に座る
そんなあたりまえなこと?というかんじですが、我が家では娘を床に寝かせてて、おっぱいをあげるのも、あやすのも、床ですることが多いのですが。
全身……特に膝の痛みが限界を迎え始めており。これまたマッサージの先生に相談したところ、なるべく床ではなく椅子に座ることを意識するようにアドバイスをもらいました。
もともと椅子に座る洋風な生活をしていたはずが、子どもが生まれてから急に床から立ち上がったり座り込んだりする機会が増えて。知らず知らずのうちに膝に負担がかかっているらしく。
床に座る場合にも、折り畳んだバスタオルをお尻に半分だけかかるように敷くことをおすすめされました。骨盤が立って、身体に負荷のかかりにくいラクな姿勢になるそう。
ちょっとした立ったり座ったりを見直すだけで、身体への負荷がだいぶ減らせるとのことで少しずつ実践中です。
ユーモアのある言葉遣いをする
娘との生活が始まって、ひとりごとや夫との会話に加えて「娘に話しかけること」が増えたのが大きな変化だなーと感じます。
日中、娘と二人きりだともくもくと世話をしてしまって意外と話しかけることが苦手な自分に気づいて。これは産後の入院中から薄々、気づいてたんですけどね……周りのお母さんたちに比べて圧倒的に声をかけてる回数が少ない。
一方、夫はいつもご機嫌に話しかけてて。変な歌詞の歌を即興でつくって歌いながらあやしたり、話せないとわかってる相手に対して「なんで泣いてるの!ねえ教えて!お願い!」と本気で聞いたり(笑)とにかくハイテンションで愉快なんです。
隣で見てて思わずクスッとしちゃうのですが、ふざけてるように見えて実は自分が辛くならないための術かもなーとも思ったり。
黙ってお世話してるとどんどん孤独になって追い込まれていくけど、ユーモアのある言葉遣いでテンション高めに過ごせるといつのまにか楽しく乗り越えられちゃう。そんなことがあるんだと、夫が教えてくれました。
私もおっぱいをあげるときに「おっぱい飲み放題」と称して「ほら、飲み放題だよ!ドリンクバーだよ!1種類しかないけど!」と声をかけたりしてます(笑)
芸人さんみたいに息を吐くようにユーモアのある言葉遣いができると、毎日はきっともっと楽しくなるんだろうな。
朝食は楽しみになるものを準備する
おっぱいやミルクは夜通しあげるので、昼も夜も境目のない日々ですが……「ここから新しい一日が始まる」と朝一番にスイッチを入れるものがないとしんどいなあ、と思いまして。
朝食はテンションが上がるものを食べようと意識し始めました。といっても、栄養面で偏りがありすぎて怒られてしまいそうな甘いものばかり。
エクレアとかシュークリームとか、前日に食べ残したケーキとか。
本当はバランスのいい朝食をとるべきなのですが、今はこれで良しとしてます。もう少しがんばれば甘いものが待ってる!と思うと夜中の授乳も、意外と乗り切れるんですよね。
ギフトカタログでもらったちょっと高級なフルーツも、たまに添えたりなんかして。ささやかな贅沢を楽しみつつ一日のスタートをきっています。
味の保証があるつくりおきを用意する
出産前から週末に翌週分のつくりおきをするのが定番でしたが、産後もなんとか続けてます。夫の協力を得て土日のどちらかにまとまった時間をもらって。
作るのはどれも、レンチンすればすぐに食べられて、かつ「味の保証がある」もの。新しいレシピなんて挑戦しません。
ある程度おいしいとわかってるつくりおきが冷蔵庫にあるだけで、精神的にすごく安定するという。
特にカレーは、バタバタして冷凍ごはんを解凍するのも面倒だ!というときに食パンと一緒に食べてもOKなのでお気に入り。
パスタとか、時間との勝負のものは夫が作ってくれるときに食べることにしてます。
コーヒー・紅茶のペットボトルと牛乳を常備する
これだけは冷蔵庫に欠かせない、スタメンです。アイスコーヒーとアイスティーのペットボトルはそのまま飲んでもよし、牛乳と混ぜてカフェオレやミルクティーにしてもよし。あたためてホットにしてもよし。牛乳単体でホットミルクにするのもありですね。
目覚めたいときにもホッと一息つきたいときにもこの3種さえあれば万能なので、精神安定剤として切らさないようにしてます。
そろそろ寒くなってきたので、ちょっとご褒美的に飲むにはバンホーテンのホットココアもお気に入り。とにかく家でのひきこもりはお気に入りの飲み物がないと、始まりません。
アイスで眠気に勝つ
冷蔵庫のスタメンが飲み物なら、冷凍庫のスタメンはアイス。ハーゲンダッツの抹茶味とジャイアントコーンの青、ピノあたりを揃えています。
大体夕方と23時くらいが眠気のピークで、眠い中ギャン泣きされるともう絶望的に辛くなるのですが、ワンオペ時は寝るわけにもいかず。
そんなときに冷たくて甘いアイスは強制的に目を覚ます効果がある(と信じてる)ので、カロリーも気にせず食べてます。
これも確実においしいものを食べたいので、新作とかは試しません。安心、安定のいつメンのみを選んでいます。
娘を「コンテンツを一緒に楽しむ仲間」にする
家で娘のお世話をしながらできることが限られている中、一番頼りになるのはテレビや動画コンテンツ。
一人で消費するだけだと味気ないので、勝手に娘を仲間だと思って、「このドラマ一緒に見ようか〜」などと話しかけています(本人にとっては迷惑かもしれませんが……)
特に私はアイドルオタクで好きなアイドル関連のものばかりを見てるので、娘に布教するつもりであれこれ楽しんでいます。将来少しでも興味を持ってくれたら、嬉しいなあ。
布団乾燥機であたたかい布団を用意する
今の一番の楽しみは、とにかく寝ること!!!娘をどこで寝かせるか?自分はどこで寝るか?この1ヶ月であれこれ試行錯誤しました。
娘はリビングで寝かしつけてから寝室のベビーベッドに持っていき、自分は寝室のベッドで寝る。授乳で起きたら娘とリビングに移動し、また寝るときは寝室に戻る……という形にひとまず落ち着いてます。
そんなときのお供は布団乾燥機!この時期はほかほかに布団をあたためておいて、中でぬくぬくしながらベビーベッドの娘の様子を見るのがベストだという結論にいたりました。
noteで気持ちを言語化する
こうして今日も書いているnote。ただただ追われて過ぎ去っていく日々も、少しでも言語化して自分の気持ちを残しておくと、ちゃんと意味のある日々に思えていいなあ!と実感してます。
自分の気持ちが整理されるだけじゃなくて、思わぬ誰かが読んで共感してくれたり、同じような悩みを持つ誰かのnoteに出会えたり、ほどよい広がりもあって。
交友関係を派手に広げるエネルギーはないけれど、孤独にはなりたくない今の自分にとってちょうどいい場所だなあとありがたく感じています。
というわけで気づけば3500字近く書いていました……!こういうアウトプットする時間に飢えていたのかもしれません。しんどいどころか、すごく癒された気がします。
「育児中のご自愛」と書きましたが、読み返してみると育児中に限らず汎用性の高い具体策かも?とも思ったり。
どこまで参考になるかわかりませんが……自分なりのご自愛方法をできるだけ具体的にして、一つずつでも実践していけると毎日がちょっとだけ楽しく、ラクになっていく気がします。
今日も一日、お疲れさまです。
くれぐれもご自愛ください。