On My Road
昨晩、雨をのむを書いた後、ふと、思い出した。
本当は、忘れていた方が、良かったことかもしれないが、
このまま、頭の片隅においたままにするのも、
良くない気がしたので、ここで文字に起こす。
過去に書いた記事を、自身で読み返してみても、思う。
私は、今年の4月・5月、
偶然にも、考える機会を与えられたからだが、
ずっと今後のこと、将来のことを考えていた。
いつになく、真剣に考えていた。
研究の延長線上にある企業/研究機関へ就職するのか。
研究とは関係ないところに就職するのか。
今の研究をより円滑に、そして、深く実行するために必要な知識を、
身に付けるために違う大学へ進学するのか。
本当に、私がなりたい、ありたい姿とは何か。
その答えを自問した。
その過程で、
注がれる冷徹な眼差し
心無い(ように聞こえる)言葉
時には、全否定するかのような鋭い言葉
"○○あるべき"といった、博士学生への過度な期待と勘違い
容赦なく降ってくる仕事
失敗続きで、上手くいかない実験
私は、研究者に向いていないと心底思うこともあった。
そして、本気で、退学しようと思った。
退学してからのことは、何も考えていなかった。
だけど、いずれ、これらのことに耐えられなくなる。
そのときが来た時に、すべてを放棄するための切り札として、
退学届だけでも手元に置いておこうと思った。
私なりの覚悟を示すつもりで。
これまで、
これほどまでに、
何かから退こうと思ったことは、なかった。
私が私の道を歩こうにも、
雨が降り過ぎて、
道がぬかるみ、
足がとられる。
私には、その道を歩むことをやめる選択肢しか見えない程に。
そんな中、手を差し伸べてくれる人がいた。
雨が降ることをポジティブに思わせてくれる曲に出会った。
この道も捨てたものではないと思わせてくれた。
そして、現在に至る。
さあ、明日からも、自分の道を歩こう。