おひさまをいただく
私は、夏の時期になると、日陰にいる。
陰の無いところでも、自分で陰を作るくらい。
それは、決して、陽を浴びるのが嫌いという訳ではありません。
私の持病である、てんかん発作が、
光刺激によって誘発されてしまう可能性があるからなんです。
だから、チカチカと明滅するような、光と陰の空間に、
目を開いたまま、ずっといるのは、避けた方が良いのです。
現在は、適切な投薬治療で、
てんかん発作は、ほとんど出現しないようになっているので、
あまり心配は要らないのですが、
もし、、、という恐怖心が、
未だに、この行動をさせてしまいます。
でも、皆さんもご存じの通り、
人間は、生きる上で、健康を保つ上で、日光浴が重要。。。
だから、
私には、てんかんのこともありますが、
日常生活では、専ら、研究室内で過ごすので、
太陽の光を浴びないと!と意識して思い出しては、
室内で陽の傍まで近づくようにはしています。
しかし、それでも足りないのか、
私は、毎年、この夏になると、
おひさまをたくさん浴びた、
野菜や果実をいっぱい食べたくなります。
特に、パイナップル、キウイフルーツ、トマトは、必ず食べます。
(本当は、マンゴーも食べたいのですが、高価なので、マンゴー味の豆乳を頂いています。)
これらを食べないと、なぜか元気が出ないのです。。。
(そういえば、昨日の8月17日は、パイナップルの日だそうで、当日に知り、パイナップルジュースをしっかり頂きました!(笑))
いや、日光浴と全く関係ないのでは?、と思われた方、、、
全くその通りです(笑)。
単純に、好きなだけ、かもしれません。
元気が出ない原因は他にある、かもしれません。
でも、この季節、なんとなく、欲してしまうのは、
昔、畑で実った野菜などを、
自分で収穫して、食べていた経験があったことも、
一因なのかもしれません。
いつも、となりのトトロのこのシーンを見ると、昔を想起させられます。
(大好きなジブリ作品だから、明日は必ず見る!)
幼い時は、メイちゃんみたいに、おひさまの下を堂々と歩いていました。
むしろ、陽の光を浴びることすら忘れるくらい、
おひさまの下で、走り回っていました。
そんな昔を懐かしく思いながら、
欲する理由も忘れて、
私は、今日も、おひさまをいただく。
キュウリ、トマト、トウモロコシ、オクラ、ナス、、、
パイナップル、キウイ、オレンジ、バナナ、モモ、、、
みんな、かじるとおひさまの味がして、
欠乏した私の中に、自然と入ってくる。
そして、私の中で、活きてくれる。
もうすぐ、夏のおひさまをたくさん浴びた、野菜や果実も現れる。
それらもまた、私の中のおひさまを補いながら、
ぬくもりを与えてくれる。
"食"は、素晴らしい。
そして、その食を生みだす、おひさまは、やはり、偉大だ。
だから、大切にいただく。