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目標を具体化してプロセスを組み立てる、って改めて大事だよ

支援をしている中で、よく目標の設定、というのがあると思うんですが、意外とここってきちんと設計しきれていないことって少なくないような気がするんです。
 
 
目標そのもの、というのは明確にあることが多いんですが、例えばそれをご本人と共有する中で、「今そこに辿り着かないといけないのか」「最終的に辿り着くのか」という目標までの距離感が曖昧だったり、そもそも目標自体がやたら抽象的なものになってしまい、全体的なプロセスがぼんやりしたものになってしまっていたり。
 
 
よく5W 1Hというのが言われますが、多分支援をしていく上で目標とプロセスを定めていく、って同じように丁寧に時間軸も含めて具体化していくことって必要だと思います。
 
 
支援者の側からしても、当事者の側からしても、目標の姿やそこまでの距離や時間をきちんと定めておくと、当然そこに至るまでの逆算的なプロセスを組み立てることもしやすくなります。
 
 
例えば2年後に一般就労をする、と定めたとすれば、遡って 1年半後くらいから具体的な職種や通勤、賃金や働き方について擦り合わせながら実際に企業に実習に行ったりする。ということはさらに 1年後くらいにはある程度の就労スキルや体力、交通手段の確保や生活にかかるコストを把握しておく、さらに半年後くらいからは少し力を入れてはたらくスキルを磨いていく、みたいな感じですね。
 
 
さらにそれを細分化すると3ヶ月後、 1ヶ月後、 1週間後、明日、今日、というふうに少しずつ逆算していって、じゃあ今は何をするのか、ということを考えていきます。
 
 
 
いやそんなこと当たり前じゃん。と言われるかもしれませんが、これって意外と支援者といえども出来ていなかったり、仮にできていたとしてもそれを当事者の方と共有できていなかったり、ということは少なくないんです。だから当然ご本人は見通しが立たず焦ったり不安になったりして闇雲に頑張ってみて疲弊したり、逆に目標と現在のギャップに落ち込んで立ち止まってしまったり、ということが起きたり。
 
 
当たり前のことではあるんですが、今一度振り返って考えてみるといいのかなぁ、と思います。



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