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ほぼ今日の日記【嫌な想いをした時は】

今日は人にはとても話せないような
小さな小さな嫌なことを
自分一人の胸に留めておけないで
久しぶりに人に愚痴った。

相手が「うんうん」聞いてくれるものだから
すぐに理性が戻って来て
このくらいのことで感情的になって
人に愚痴った自分を恥じて

「次こそは愚痴るまい」

と心に固く誓い直した。


この話の何が問題かって
相手の優しさに甘えて愚痴ったことでも
本人の居ないところで陰口を言ったことでもなく
どれだけ小さなことだとしても
一人で飲み込めないほど嫌だったこと

「これくらいのことで弱音を吐くな」

と頭で心を締め付けたこと。

本当に久しぶりに吐いた
五分にも満たない弱音も

「言うべきじゃない」
「改めるべきだ」

と自分に禁じようとしたこと。


頭にとっては「これくらいのこと」でも

疲れた。
傷ついた。
嫌だった。
悲しかった

と心は反応しているんだったら
それは自分にとっては「嫌なこと」なんだ。


ただでさえ嫌な想いをしているのに
その感情に寄り添うどころか

このくらいのことで疲れるなんてダメだ。
このくらいのことで傷つくなんてダメだ。
このくらいのことで悲しむなんてダメだって

人には絶対に向けないような厳しさで
容赦なく自分を叩いていた。


嫌なことをされて不快だった気持ちを
人に吐き出すことも許さず
自分の中で感じることすら

「これくらいのことでいちいち動じるな」

と鬼教官みたいに禁じていたら
実際には心についている小さな傷を
いつ癒やしてやればいいだろう?


数えることすら馬鹿馬鹿しいと
頭は判じる小さな傷が
癒されることの無いまま積み重なって
いつか原因不明の涙や不調になって
表に出て来たりするのにねって

「理由も無いのに涙が出る」とか
「なんか分からないけど、気力が出ない」とか

どうして自分が
そんな気持ちになるのか分からず
悩んでいた人たちの症状を思い出した。


次に嫌な想いをしたら
それがどれだけ幼くて
聞き苦しい感情だとしても
自分だけは自分の弱い心を

「これくらいのことで」

と叱らないようにしよう。

甘やかしたら付け上がるなんて心配しなくても
誰も好き好んで嫌な想いはしたくないもの。

気持ちが落ち着いたら自然に
同じ轍を踏まないためには
どうしたらいいかって
頼まれなくても考える。


だから次に嫌な想いをしたら
反省と改善は後回しにして
まずは「うんうん」話を聞いて
ちゃんと薬を塗ってやろう。


自分にすら忘れられた
原因不明の小さな傷を
これ以上作らないように。


🌸最後までごらんくださり、ありがとうございました🌸