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伝えて、繋げるってこういうことかも

礼法の先生がおっしゃっていることの一つに
「素直」という言葉がある。

子育てをしていると、ふと、自分の幼いころの自分にフラッシュバックすることがあり、あぁ、自分はこんな子供だったなぁと懐かしかったり、恥ずかしかったり思い出しては少し切なくなったりする。

夕食を作っているとき、ふと前を見たらガラスにヤモリがいた。
しかも小さいこどものヤモリ。
私が「可愛い!」と思わず言うと娘たちがやってきて
「なになに~??」
「かわいい!」
「見に行きたい」
と、仲良く三人で懐中電灯をもって玄関から外に出て見に行く姿がとても可愛かった。

手の部分、たまらんくらい可愛い!

「家を守るのがヤモリ、井戸を守るのがイモリだから大切にするんだよ」

幼いころ、実家にも玄関によくヤモリがいたので祖父にそう教わったのを思い出した。
今、私は同じことを娘たちに伝えている。

「今度はイモリを見に行きたい!」
確か、中学生のころ、岐阜の和良に行ったとき、側溝にきれいなみずが流れてて、分岐のたまっているところにイモリを見たのを思い出した。
あれは、父と岐阜の道の駅巡りをして見つけたものだ。

そういう思い出を娘たちとも共有したい。
「私」が体験したこと、経験したこと、親や祖父母から繋いできたこと、それを子ども達にもつなげていくのが一番身近で、大事だけどなかなか気づけないことじゃないかと思った。

だからこそ、親・祖父母・先祖は大事なんだと思う。
今は「めんどくさい」「父方・母方義実家のとんでもないこと」「親ガチャ」などメディアやネットで取り上げられることも多いけど、ちょっと一旦置いといて、自分の中の素直な繋がっていたものを感じてほしい。


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