心理学入門/心理療法 (1)　セルフカウンセリングの知識を

心理学入門、認知行動療法

心理学は、行動、認知、感情を科学的に研究する学問です。

心理学は、精神プロセスと行動の科学的研究を含む学術的かつ応用的な分野です。心理学はまた、個人の日常生活や精神疾患の治療など、人間の活動のさまざまな領域にそのような知識を応用することを指します。

心理学は、個人の精神プロセスと行動を説明しようとする点で、人類学、経済学、政治学、社会学などの他の社会科学とは異なります。生物学と神経科学は生物学的または神経的プロセスと、それが主観的に生み出す精神的影響との関係を研究しますが、心理学は主に、体系的なレベルでの精神プロセスと行動の相互作用に関心があります。神経心理学のサブフィールドは実際の神経プロセスを研究し、生物心理学は行動と精神状態の生物学的基礎を研究します。

心理学は、行動、心、思考、および行動の潜在意識の神経学的基盤の研究を含む学術的かつ応用的な分野です。心理学はまた、個人の日常生活の問題や精神疾患の治療など、人間の活動のさまざまな領域へのそのような知識の応用も指します。心理学は主に人間に関するものですが、動物の行動や精神プロセスも心理学研究の一部となることがあります。それは、それ自体が主題として(たとえば、動物の認知や動物行動学)、またはやや議論の余地はあるものの、比較によって人間の心理を理解する方法(比較心理学を含む)として行われます。心理学は一般に、行動と精神プロセスの科学として定義されます。

心理学は必ずしも脳や神経系を指すわけではなく、純粋に心の現象論や情報処理理論の観点から捉えられることもあります。しかし、特に人工知能、神経心理学、認知神経科学などの分野では、脳機能の理解が心理学の理論と実践にますます取り入れられるようになっています。

心理学は、意識、行動、社会的相互作用を記述し、説明しようとします。経験的心理学は、主に人間の経験と行動を実際に起こるままに記述することに専念しています。過去 20 年ほどの間に、心理学は意識と脳または神経系の関係を調査し始めました。これらがどのように相互作用するかはまだ明らかではありません。意識が脳の状態を決定するのか、脳の状態が意識を決定するのか、それともその両方がさまざまな方法で起こっているのか。おそらくこれを理解するには、「意識」と「脳の状態」の定義を知る必要があります。それとも、意識は神経プロセスと直接関係のない複雑な「幻想」のようなものなのでしょうか。19 世紀後半は、心理学が科学的事業として始まった年です。1879 年は、心理学が独立した研究分野として始まった年と一般的に考えられています。その年に、ドイツの科学者ヴィルヘルム・ヴントがドイツのライプツィヒに心理学研究専用の最初の研究所を設立したからです。

ヴントは、ヘルムホルツとの生理学研究から持ち込んだ技術や実験装置、そして自ら考案した多くの装置を哲学的内省と組み合わせました。この実験的内省は、それまで心理学と呼ばれていた、人々が自分自身を内省する哲学の一分野とは対照的でした。

内省とは、 自分自身の心、精神、魂、およびそのプロセスを直接観察または反芻することであり、外省、つまり自分自身の外部にある物事を観察することとは対照的です。

臨床心理学は、心理的ストレスや機能障害を理解、予防、緩和し、主観的な幸福と個人の発達を促進することを目的とした、人間科学、行動科学、理論、臨床知識の統合です。臨床心理学の実践の中心は心理学的評価、臨床定式化、心理療法ですが、臨床心理学者は研究、教育、コンサルティング、法医学的証言、プログラムの開発と管理にも携わっています。多くの国では、臨床心理学は規制されたメンタルヘルス専門職です。

この分野は、1896年にライトナー・ウィトマーがペンシルバニア大学に最初の心理クリニックを開設したことに始まったと一般的に考えられています。20世紀前半、臨床心理学は心理的評価に重点が置かれ、治療にはほとんど注意が向けられていませんでした。1940年代以降、第二次世界大戦により訓練を受けた臨床医の数を大幅に増やす必要が生じ、状況は変わりました。それ以来、米国では3つの主要な教育モデルが開発されました。PhD臨床科学モデル（研究に重点を置く）、PhD科学実践者モデル（科学的研究と実践を統合する）、およびPsyD実践者学者モデル（臨床理論と実践に重点を置く）です。英国とアイルランド共和国では、臨床心理学博士号はこれら2つのモデルの中間に位置しますが、ヨーロッパ大陸の多くの国では、トレーニングは修士レベルで、主に心理療法です。臨床心理学者は心理療法の専門家であり、一般的に精神力動的療法、人間性療法、認知行動療法（CBT）、システム療法または家族療法という4 つの主要な理論的方向性に基づいて訓練を受けます。

臨床心理学は精神医学とは異なります。両分野の実践者はメンタルヘルスの専門家ですが、臨床心理士は神経心理学的評価や心理測定学的評価を含む心理学的評価の専門家であり、主に心理療法を通じて精神障害を治療します。現在、高度な専門研修を受けた臨床心理士が向精神薬を処方することを許可しているのは、ルイジアナ州、ニューメキシコ州、イリノイ州、アイオワ州、アイダホ州、コロラド州、ユタ州（最新の州）のわずか7つの米国州です。精神科医は、診断評価、心理療法、向精神薬、電気けいれん療法（ECT）や経頭蓋磁気刺激（TMS）などの医療処置など、さまざまな方法による精神障害の治療を専門とする医師です。さらに、精神科医は米国のすべての州とカナダのすべての州で向精神薬を処方する法的権限を持っています。しかし、精神科医は通常、心理測定学的評価には使用されません。教育の分野では、臨床心理学者は大学院に通い、哲学博士号(Ph.D.) または心理学博士号(Psy.D.) を取得します。通常、それには心理学または関連分野の学士号と修士号の両方が伴います。一方、精神科医は医学部で学業を修了し、医学博士号(MD) または整骨医学博士号、医学士、外科士(大学院での追加研修を含む)、および (DO) を取得します。DO は米国でのみ取得可能です。

脳科学からも研究してきました


海馬が働かなくなると、私たちは新しいことが覚えられなくなります。つまり、昔のことは覚えていても、新しいことはすぐに忘れてしまうのです。
　海馬はいわゆる「記憶の司令塔」とでもいえるとても大切な場所ですが、とても壊れやすい性質を持っています。
　例えば酸素不足で脳がダメージを受けるとき、最初に海馬あたりから死んでいくといわれています。
　また、とても強いストレスにさらされたときにも、海馬は壊れてしまう性質があります。「サリン事件」や「阪神大震災」が起こったときに、ＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは極端な恐怖やストレスで、海馬に異常が現れる病気です。
　海馬は高性能ですが、とても繊細で壊れやすい精密機械のようなものなのです。

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