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爽やかな金柑ふき味噌 クルミを加えてさらにマイルドに! 早春を味わう菜の花とふき味噌のパスタ
3月に入ってまた寒さが戻ってきましたが
ふきのとうを店頭で見かけると
ああもう春はそこまで来ていると
思わず買ってしまいます。
ふきのとうは、独特の香りや苦みがあって
ちょっと苦手という人も多いと思います。
ふきのとうの香りや苦みには薬効成分が含まれていて
冬の間にたまった毒素を出してくれると聞いたことがあります。
同時に、ふきのアクには天然毒が含まれているので
アク抜きが必要で、この天然毒は水溶性なので
茹でて水にさらして絞ることで軽減できるそうです。
ふき味噌の作り方は色々あるようですが、
アク抜きしたふきのとうをごま油で炒め
味噌を加えてしっかり炊くのが一般的でしょうか。
おそらく油が入ることと、しっかり炊くことで
ふきのとうの苦みが和らぐのではないかと想像しますが
私の場合、油は使わず、味噌も加熱したくないので、
あく抜きした後は、ふきのとうの花を包む葉っぱごと刻み
金柑と一緒にみりんで軽く炒め煮にします。
最後に味噌を加えたら加熱はしません。
白味噌を使うとマイルドな味わいになり
金柑を入れると爽やかな風味が加わり食べやすくなります。
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作りたてより少し置いた方が味がまろやかになります。
保存は冷蔵庫で。
金柑ふき味噌にすり潰したクルミも加えると
色は茶色っぽくなってしまいますが
苦みやクセも気にならず、よりマイルドで美味しくなります!
クルミ入りの金柑ふき味噌はご飯にも合いますし、
おにぎりの具にもぴったりですが、
私が一番好きなのはパスタです。
今回はシンプルに菜の花と組み合わせて
早春を味わう一皿に!
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クルミペースト入りの金柑ふき味噌で和えました。
こちらはクルミではなくピスタチオペーストを使っています。
(見た目はほぼ変わりませんが)
ピスタチオペーストを使うと、さらにクリーミーな味わいに!
砕いたクルミをパラパラとかけて。
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金柑ふき味噌をちょっと添えるだけで
一品料理になるので便利です。
例えば、茹でただけの里芋にふき味噌をちょっとのせると
ちゃんとしたおかずに見える・・・かな?
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手前は金柑の甘酢漬けをのせました。
今年は七草粥からお粥にはまって
色々な具を組み合わせてお粥を食べています。七草粥にも
ごちそうを食べた後の胃腸を休めたり毒出しの意味もあるようですが
ふき味噌をのせると胃腸がすっきりする感じは確かにありました。
あくまで個人的な感想です!
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小松菜と菜の花と赤蕪と三つ葉入りの玄米雑穀粥に添えました。
お粥にはヨモギ餅も入れています。
この冬食べ続けた玄米雑穀のお粥については
写真もたくさん残しているので別途
備忘録としてアップしたいと思います。
金柑ふき味噌や金柑を使った保存食はこちらの備忘録を・・・