世界のワイン産地
==================================
ワイン産地
ワインの産地は世界中にあります。北緯・南緯それぞれ30~50度の通称「ワインベルト」と呼ばれる範囲の中であれば様々な条件のもとブドウは栽培されワインが生産されています。地形や気候、土壌などあらゆる条件によりブドウの質は変化しそれによりワインも変化します。同じ品種でも地域やその他の条件が異なればあたかも全然違うワインの様に感じます。それは難しさでもあり、魅力でもあります。世界中でワインは生産されていますが産地としては大きく2つに分けることが出来ます。それは「旧世界」と「新世界」です。
==================================
旧世界ワイン・新世界ワイン
世界のワイン産地は大きく分けて2つ。旧世界ワインと新世界ワインと呼ばれています。
旧世界(オールド・ワールド)・・・主にヨーロッパ諸国
新世界(ニュー・ワールド)・・・ヨーロッパ以外の国々
このように二分することが出来ます。
旧世界
ヨーロッパの紀元前から始まる長い長い歴史の中で試行錯誤されてきた伝統的なブドウの栽培法やワインの醸造法。ワインも長い熟成期間を要し、複雑な味わい・香りを楽しむことが多いのです。
新世界
旧世界に比べ平均的な価格も低く、その割に味わい・香りは力強いものが多い。コスパの高さではとても優秀なワインが多いのが特徴です。伝統的な手法や考えに固執することなく新しい技術や設備をいち早く取り入れ、ワイン造りやラベルの見え方など様々な面で分かりやすいのも新世界の大きな特徴の一つです。旧世界の長い熟成期間を要すワインとは対照的に新世界では飲み頃を早く迎えるワインがとても多いのです。
==================================
旧世界ワインの主な産地
フランス
ワインを語る上で避けては通れないのがフランス。品種、格付け(ワイン法)、栽培、醸造など各ジャンルでフランスワインが全てにおいて世界の基準になっているのは紛れもない事実です。価格もウン十万するものもあり、中にはオークションなどで百万を超える値段がつけられたものもあるくらい平均価格も他の国をリードしています。そういったことも手伝いフランスワインはある程度お金を出さないと美味しいワインは飲めない。といった声をよく聞きます。もちろん高いお金を出せば希少で高品質な高い格付けのワインを飲むことは出来ますがそこはワイン大国フランス。大衆的なワイン、デイリーワインにおいても多くの種類があり様々なシチュエーションで楽しむことが出来ます。フランスは毎年イタリアと年間ワイン生産量でトップを争っているくらい生産量が多いのでデイリーワインなどの種類や価格帯も豊富なのです。
イタリア
「エノトリアテルス(ワインの大地)」古代のギリシャ人はイタリアのことをそう呼んでいたそうです。イタリアは20の州から成り立つ共和国です。そしてその20州全てでワインが生産されているワイン造りに適した国なのです。フランスと並びワイン大国として称されるイタリア。かつてはイタリアのワインは「質より量」と粗悪なワインが多く流通している時代もありました。しかし、それではいけないと世界に恥じないワイン造りに切り替わっていきました。今では歴史、生産量だけでなく質でも世界を代表するワイン大国として世界中で愛され多くの人々を幸せにしています。
スペイン
スペインはフランス・イタリアに次いで年間ワイン生産量は世界第3位。ブドウ栽培面積はずっと世界第1位なのです。そのくらい、スペインもワインの歴史が深く生活に密着している国のひとつなのです。スペインはフランス・イタリアに比べとても親しみやすいワインが多いのが魅力的です。特に人気なのがスペインのスパークリングワインの「カヴァ(Cava)」。フランスのシャンパーニュと同じ製法で一本一本丁寧に造られたスパークリングワインなのにとてもリーズナブルで価格・味わい共に飲みやすいのです。カヴァや白ワインは品種の関係もありお花の香りなどが華やかなワインが目立ちます。赤ワインも土着品種のテンプラニーリョをはじめとし、世界に誇る素晴らしいワインが多く生産されています。
==================================
新世界ワインの主な産地
アメリカ合衆国
ニューワルドを代表する高品質なワインを生産するアメリカ。平均的な価格帯はいわゆる”中価格帯”の3,000~6,000円前後が一番流通していると言われています。アメリカの特徴は1,000円台のデイリーなワインもある中、カリフォルニア・ナパヴァレーの「カルトワイン」と言われるかなり高価なワインも大人気。アメリカの生産量は世界第4位だが、アメリカ国内のワイン消費量ではダントツの世界第1位に輝いている。各国年々消費量が増減している中でアメリカは順調に右肩上がりととても幸先明るいのです。味わいは白ワインも赤ワインもしっかりとしたコクのある味わいのワインが多いです。
チリ
チリは日本への輸出国第1位です。ワインを買いに行くと、チリワインを見ないことはないくらい酒屋からドラッグストア、コンビニまであらゆるところでチリワインを手にする機会はとても多いのです。実は一番身近なワインといっても過言ではないかもしれません。1,000円を切るデイリーなワインでもしっかりとした味わいが楽しめるので"チリワイン=カジュアルワイン"という印象が強いと思われます。それもまた事実ではありますが、お隣韓国などでは高級なチリワインがメインで流通しているんです。
オーストラリア
オーストラリアといえば、どっしりフルボディの「シラーズ」が何と言っても有名です。世界品種のシラーと同じ品種なのですがオーストラリアではシラーズ(Shiraz)と呼びます。ニューワールドのデイリーワインといえばチリとオーストラリアと思い浮かべる方も少なくないと思います。白も赤も恵まれた環境から品質の優れたワインが多く産出されています。オーストラリアはスクリューキャップをワイン主要国の中で最初に使用を始めた国としても知られています。森林伐採などの環境問題が国の問題としても取りあげられていることもあり(コルクに使用するのは木の皮の部分なので直接的な関係はないとの研究結果も出ている)隣国のニュージーランドと共に多くのワインにスクリューキャップが採用されています。
==================================
このようにワイン産地は世界各地にあり、各国によって魅力的で様々な特徴があります。この記事では大枠の概要をお伝えしましたがもっと知れば知るほどワインがきっと好きになること間違いなしです!
最後までお読み頂きありがとうございました。
おすすめワイン
今回のお伝えした旧世界と新世界のワインの魅力がギュッと詰まったワインセットをご紹介します。ご興味ある方は色んな国のワインを楽しんでみてください。
世界各地のワインを取り揃えました。
フランス・イタリア・スペインのヨーロッパ勢に加え
チリ・オーストラリアのニューワールドも
ご一緒にご用意しました。
日常で楽しむワイン、普段のお食事の際や
ちょっとワインを飲みたい時などにピッタリのワイン達。
注いですぐ美味しい、料理と合わせやすいワインを
この機会に是非お楽しみください。
==================================
①
【ワイン名】サンテロ・ブラック・ブリュット
【生産者】サンテロ
【生産地】イタリア・ピエモンテ州
【品種】グレーラ 50%/シャルドネ 30%/ピノ・ビアンコ 20%
【詳細】泡立ちは力強く、花のようなアロマに
新鮮なフルーツの香り。
そしてそのスタイリッシュな佇まいが人気の
本格的なスプマンテです。
②
【ワイン名】ヴィッラ・ムーラ ソアーヴェ
【生産者】カーサ・ヴィニコラ・サルトーリ
【生産地】イタリア・ヴェネト州
【品種】ガルガネーガ/トレッビアーノ
【詳細】水の都「ヴェネツィア」を州都に持つヴェネト州産の
代表的な白ワインです。
新鮮で爽やかな風味が心地良い辛口で、
パスタや魚料理との相性は最高です。
よく冷やしてお楽しみ下さい。
③
【ワイン名】パヌール シャルドネ
【生産者】ビニェードス・エラスリス・オバリェ
【生産地】チリ・セントラル・ヴァレー
【品種】シャルドネ
【詳細】白桃や洋ナシ、バナナを想わせるフルーティな香り。
熟した果実の味わいと同時に新鮮さも持つ
大人気の白ワインです。
④
【ワイン名】レアレス・ビニェードス カベルネ・ソーヴィニヨン
【生産者】レアル・コンパニーア・デ・ビノス
【生産地】スペイン・カスティーリャ・ラ・マンチャ
【品種】カベルネ・ソーヴィニヨン
【詳細】豊富な太陽を浴びて育ったスペインの
カベルネ・ソーヴィニヨンは、
凝縮した果実味と熟したタンニンの心地良さが特徴です。
飲みやすくデイリーに楽しむのにお勧めです。
⑤
【ワイン名】ヒドゥン・パール カベルネ/メルロー
【生産者】バートン・ヴィンヤーズ
【生産地】オーストラリア・サウス・オーストラリア
【品種】ガルガーネガ
【詳細】人気のオーストラリアンブレンド。
しっかりした骨格を持ちながらも
口当たりは柔らかく丸みがあります。
プラムやカシスなど完熟ベリーの芳醇な風味が
魅力の1本です。
⑥
【ワイン名】ベルフォンテーヌ 赤
【生産者】ブティノ
【生産地】フランス・ラングドック&ルーシヨン
【品種】グルナッシュ 50%/シラー 35%/カリニャン 15%
【詳細】ローヌの人気ドメーヌ、ブティノが造る赤ワイン。
南仏を想わせるアロマティックな香りに、
ブラックベリーなどの力強い果実味が
口いっぱいに溢れます。
==================================
※ご注文頂いてからの取り寄せとなりますのでお届けまで
1週間前後頂きます。
→注文する←
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?