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ホタテのセビーチェと山のカンタータ
梅雨シーズン、ホタテが旬です。
さっぱりしたものが食べたい季節、
レモンをキュッと絞ってセビーチェを作ります!
ホタテのセビーチェ
セビーチェは中南米の料理で、新鮮な魚介類のマリネです。
今回のレシピは、お刺身用のホタテ、紫玉ねぎ、ミディトマトを切って、レモン汁、塩コショウかけて和えるだけ~♪
ライムを絞ったり、ハーブも入れたり、スパイスかけるバージョンもあるよう。
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ホタテ缶も入れたツユダクバージョン
なぜ「ホタテのセビーチェ」を作ったかというと、飲もうと思ったワインの「相性のいい料理」としてオススメされていたから。
山のカンタータ
4月に行ったココ・ファーム・ワイナリーで、斜面に植えられていた「プティ・マンサン」というブドウの品種が気になりました。
「プティ・マンサン」はフランスの南西部、ピレネー山脈の麓で栽培されていますが、足利の冬寒く・夏暑い気候にも適応しました。
このプティ・マンサンは果実が小粒なのが特徴です。
一般的に生食用のブドウは大粒でみずみずしいのが良いとされていますが、ワイン用のブドウは小粒な方がいいそうです。
小粒なブドウの方が凝縮感があり、果皮が多いため、香りが豊かになります。(果皮に香りの成分が多く含まれています。)
日本ワインは軽快で香りが穏やかな白ワインが多い印象がありますが、プティ・マンサンは華やかな香りが特徴です。
日本でつくられたプティ・マンサンがどんなワインになるか興味津々!
ココ・ファームのオンラインショップで購入しました。
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真ん中の2つが「プティ・マンサン」と「山のカンタータ」。
(両端は4月にもご紹介した「甲州FOS」と「ぴのろぜ」。)
「プティ・マンサン」は足利産プティ・マンサン100%でやや重めのタイプ、「山のカンタータ」は山形と長野の契約農家さんが栽培したプティ・マンサン97%とシャルドネ3%でやや軽いタイプです。
このうち、軽めの「山のカンタータ」に相性の良い料理としておススメされていたのが、「ホタテのセビーチェ」でした。
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よく冷やしたワインをいざ開栓!
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アプリコットのような黄色い果実の華やかな香り、味わいはドライだが、ふくよかな旨味がありボディもある。余韻は長く、わずかに樽由来のニュアンスを感じる。
いい意味で日本ワインぽくない!
ココ・ファームのテイスティング・コメントは以下のとおりです。
色合いは濃い黄金。香りはアプリコットやパイナップル、黄桃、蜂蜜やクレームブリュレ、トースト、クルミ、生姜などを複雑に感じる。味わいは熟した果実からくる甘みに、全体を引き締める伸びのある酸が溶け合い、余韻に少しの香ばしさや渋みを感じる
このワインに「ホタテのセビーチェ」がと~ってもよく合いました!
レモンの酸味とホタテの旨味の余韻が口のなかでワインに出会うと、果実の甘味がふくらみ、ワインの酸味も寄り添い、わずかな香ばしさが複雑さを与えて幸せに~♪
これぞ相乗効果!マリアージュ!!
さっぱりした料理に、アルコール14%以上の飲み応えのあるワインがアクセントになって、永遠に繰り返したくなります。
揚げ物などの油を使った料理に軽い白などのバランスもいいですが、軽めの料理にやや飲み応えのある白というバランスも心地よいと感じました。
プティ・マンサン
さて、今回とりあげた品種、プティ・マンサン。
収穫時の糖度がココ・ファームのデータシートに記載されていました。
フルーツの糖度ってどれくらいのイメージですか?
一般的なマンゴーが15度、特別に栽培されたもので18~20度だそうです。
「山のカンタータ」のブドウの収穫時の糖度は?
ドゥルルル~~~ッ、ダン!
25.3度(平均)
まじですか~😆
糖度25度のフルーツって食べたことないかも?!
この糖度が凝縮感とアルコール14%というボディの源です!
しかも、この糖度でもちゃんと酸味があってドライなワインになるというスゴさ~♪
例えば日本酒で酸味はほぼコメントされませんが、ワインにとって酸味はとても重要です。
酸味がないとキレがなくなって、食中酒として美味しく味わえません。
テイスティングコメントにあった「全体を引き締める伸びのある酸が溶け合い」がとても大切な要素です。
ワインはブドウで作られます。酸味を足したりしません。ブドウの出来がワインの品質を左右します。
今回のプティ・マンサンは、足利だけでなく、山形や長野でも栽培され、現地の気候に適応したようです。
ということは、日本の他の地域でも質の良いプティ・マンサンができる可能性があります。
▲実際に、茨城県でもプティ・マンサンのワインが作られています。
つくばヴィンヤードの髙橋さんが、ドメーヌ・タカヒコの曽我さんに勧められたのがプティ・マンサンとのこと!
今後もプティ・マンサンの日本ワインに期待大です!!
今回もお読みいただきありがとうございました🍷