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ペアリング編
料理6品にワイン7種。最後のメインはボルゲリロッソスペリオーレの蔵出しバックビンテージ2014を提供し、現行ヴィンテージとの比較というサプライズを加えた。
このペアリングとワインのクオリティの高さに、会場では驚きの声が上がっていた。後で聞いた話だとマルテン氏も、このペアリングには驚いたそう。本場トスカーナのワイナリーを唸らせる料理にビックリした。
ランプレドットの仕上げに使ったオリーブオイルはCasamiaで販売しているグランプレジオ。ポリフェノール含有量が800を超え、強い苦味が特徴のオリーブオイル。これがランプレドットとの相性が抜群。お肉に合わせるオリーブオイルはコレ!
トスカーナ州の2022ヴィンテージは3年連続の高温となったが、8月の降雨にも助けられ過熟した果実の味は全くせず、力強く、濃厚な色合いになり、素晴らしい果実のアロマと卓越したフレッシュ感があると言われている。そもそも暑いのが当たり前のトスカーナではノウハウも蓄積されているということなのだと思う。
佐渡牛は2024年に世界遺産登録となった佐渡金山がある佐渡市で飼育される和牛。佐渡の稲わらと林間放牧で育てられる和牛で、赤みの味わいに定評がある。近年、高齢化に伴い生産頭数が大幅に減少し手に入りにくくなっている。
炭火焼きで仕上げていく。表面温度が400度を超える高温が特徴で表面を一気に焼き上げるだけでなく、遠赤外線で焼き切ることで中に肉汁を保持し、柔らかく旨味をキープする。さらに、燻すことで炭の風味が表面にプラスされる。この“焦げ”の香りが原始人類の狩猟時から生物的に脳にインプットされており、食欲を増大させる。
肉とワインのペアリングは簡単なようで簡単ではない。牛、豚、鶏。部位。それぞれに合わせるワインがあり、一概に重い赤ワインと合わせればよいというわけではない。
今回の佐渡牛の赤身肉は上品な質感と旨味が特徴なので、あまり主張の強い芳香やタンニンが強めの赤ワインでは赤ワインがいき場を失い、佐渡牛の上品な味わいを奪ってしまうだろう。
メーカーズディナーを終えて
今回のメーカーズディナーだが、私も久々にレストランでサーブについた。ワインをサーブして、写真撮って、全体のバランスをとって。
(※ちなみに動画もとってる笑)
ですので、会場の雰囲気やワインメーカーの話の詳細が伝わりづらいブログになってしまいすいません。
実はイベントの最後はモンテ物産さん発案の「じゃんけん大会」で締めたのだが、これが大正解。色々なメーカーズディナーがあるとは思うが、勉強一辺倒になってしまい、お客様が楽しめる空間を失ってはいけないなと感じた。ここは場数を踏んでいるモンテ物産さんに勉強させていただきました。
Casamiaは今後もメーカーズディナーを開催して行く予定ですので是非ご参加下さいませ。