薄暗くて甘い部屋の隅に
踞っているのが好きだ

この安穏とした空気には
気づかぬほど微かな
灰が混じっている

この心は
そんな織り交ぜの何かで出来てる


魂なんて崇高なものは きっと期待違い

その先に誰かの幻を見るのも
この懐しい哀みも

その
瞳にうつる霤も。

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