プロフェッショナルとは、「ブレない」こと
先日、テレビをぼんやり眺めていると、「プロフェッショナル 仕事の流儀」で出川哲郎さんが取り上げられていました。
昔、抱かれたく無い男ランキング1位とか、嫌われ者の代表だったのに、気付けば凄い人気者になっている、出川さん。
出川イングリッシュとか、気合があれば、英語なんてめちゃくちゃでも伝わるんだなとか、英語の苦手な自分にも、なんだか自信を与えてくれています。
そんな出川さんにとってのプロフェッショナルとは、「ブレない」こと。
番組の中で、嫌われ者の時から、人気者の今になるまで自分自身は何一つ変わっていないと仰っていました。
確かに、出川イングリッシュの凄いところは、飾らずに自分を曝け出すというところ。そういう意味では、自分を曝け出すリアクション芸の延長という感じがします。
自分を曝け出すという行為が、負の方向に振れるのか、正の方向に振れるのかは、外的要因次第に思います。なので、自分のような人間は、そんなギャンブルを避け、無難に生きる道を模索しているのだろうと思います。
情報過多の時代において、外的要因の定める正の方向を追いかける行為。柔軟とかトレンドとか言えば聞こえは良いですが、無難に生きる道を模索するだけの行為にも思えてきます。
自分が信じるものを追求してこそプロフェッショナル。
時代に流されず、自分の信じる道を歩み、そしてそれを必要とする人がいればお金がもらえる。
時代に必要とされない冬の時代があれば、いつか必要となるその日のために、他の誰かが支えていく。
誰もが無難に生きる道を求め、トレンドを追いかけて金儲けに必死、みたいな社会ではなく、こういうのが、本当に持続可能な社会って気がします。
散漫な性格で、無難に生きる道を模索する自分は、全然プロフェッショナルではないよなと思いつつ、軸だけはブレずに生きたいとは強く思います。
さて、競馬の話。
本日の新潟11R 関越S。去年のダービー4着馬、グレートマジシャンの復帰戦です。
グレートマジシャン、去年の日本ダービーの本命でした。
とは言いながら、馬券はグレートマジシャンの単勝とエフフォーリア軸の3連複という、軸のブレブレな馬券を購入。
それでも、ブレブレ3連複が見事に当たり、88倍のオッズにニコニコした思い出。
本日の新潟11R、グレートマジシャンは1番人気ではあるものの、単勝オッズは2倍以上はつきそうな感じです。去年のダービー以来のレースということもあり、全幅の信頼を置かれているという感じでも無い雰囲気。
グレートマジシャン、日本ダービーの本命にするくらいに強いと感じ、応援したいと思っている馬です。
この買い時を逃さず、素直に応援したいグレートマジシャンの単勝で勝負するのが正解なのか。
はたまた、自分の馬券スタイルに基づき、危険な人気馬とみて他の馬の単勝で勝負するのが正解なのか。
プロフェッショナルでは無い自分にとっては、そもそもブレない軸を見つけるところから難しい。
ブレないという意味では、AIは最強だなと思います。
脇道に逸れることなく、与えられた問題に対する最適解を導き出してくれます。
過去考えていたように、馬券を当てるAIは難しい気がするけど、荒れるレースを教えてくれるAIくらいなら、良いのが出来そうな気がする。
自分で作るには長い月日が必要そうなので、AIのプロフェッショナルの方、誰か作ってくれないかな。
ちなみにAIも、自分の学生時代はまだ冬の時代の終わりかけ、もうすぐ春ですねな状態でした。自分の所属していた研究室の教授は、人工知能の研究もされている方でしたが、冬の時代に心が折れたのか、あまり何も教えてくれませんでした。
そんな外的要因に流されて、自分も適当な学生時代を過ごしたのが、少し人生の後悔だったりする。
荒れるレースを教えてくれるAI、ブレずに自分でコツコツ作っていこうかな、競馬予想のプロフェッショナルと呼ばれる日まで。