たとえ言葉は通じなくとも
いろいろなところを旅していると、トラブルはつきもの。大きなトラブルでなければ、小さなトラブルを楽しめる余裕が欲しいです。今回は、旅先でのちょっとしたトラブルを。
宿のことを書きます。
海外での宿泊先でのことです。わたしは英語以外でコミュニケーション取るのが難しいです(というか、日本語と英語以外は全くダメ。どちらも怪しいところありますが、それは割愛)。
なので、ホテルを予約するときは、条件として「英語で意思疎通ができる」というのを、マストな条件にしています。だって、現地後で話しかけられても、全くわかりませんからね。
英語でなんとか意思疎通できれば、あとは雰囲気と、ジェスチャーでなんとかなる場合が多いです。英語はやっぱり必須スキルです。
でもですね。
チェックイン時あるいは、チェックイン後に意思疎通に困ったことがありました。
Twitterでも呟いたんですが、コレ。
そうなんです。
ホストの女将さんが、英語使えるとのことで、ホテルを予約したんですが、向かい入れる当日になって、連絡をもらい「わたし、用事があるから、あなたの受け入れ出来ないわ。代わりにわたしのママがあなたを向かい入れるから、よろしく」みたいな感じです。
まぁ、チェックインの時に必要最低限、やることといったら、「鍵をもらって、部屋の中の設備を説明してもらう」ことぐらいです。
女将さんとはSNSで繋がることができたので、必要なことは全てSNSで連絡し、あとは女将のママから、鍵を受け取るだけの状態までフォローしてもらいました。
女将ママは全く英語ができないとのことで、わたしも現地語は何も知らないから、あとはもう、名前を名乗ることと、鍵が欲しいことと、をなんとか伝えて、部屋に案内されました。
言葉を交わすことはできなかったけど、わたしのやりたいこと、女将ママが女将から指令を受けていたことで、互いの意思疎通はできていたようで助かりました。
結局滞在中、ママと会話らしい会話はできなかったけど、ママの朝食は美味しかったし、嫌な顔せずに対応してもらったんで、満足度は高いです。
もう一件。
これはだいぶ前の夏になりますが、同じようにチェックイン時にちょうどホストの方が用事でいなくなり、これもまた、宿の女将さんのママだけがフロントにいる状態になりました。
ここでもジェスチャーと、この時は、チェックイン時に名前とか住所とかを書いたんだっけな。必要事項を記入する紙を渡されて、記入。鍵をもらって部屋に案内されました。
こちらのママは、どうやら「市民税だけは現金で払ってほしい」というのをポルトガル語で一生懸命説明してくれたようなんですが、わたしには理解できず、最後はGoogle先生にお世話になりました。
メモ紙に内容を書いてもらって、後で読む作戦。
ママが後で部屋に来てくれて、ようやく「市民税?を払って欲しい」ということがわかりました。宿の予約サイトでも「現地で税を払ってもらう場合がある」とのことだったので、合点がゆき、その場で2ユーロくらい手渡しで払いました。
多分、どちらのママも70歳は超えていそうな感じ。でも今でも現役で、ゲストハウスのお世話をしているとか。
すごいなぁ、って思いました。
このように、言葉は通じないということは、往々にしてあります。英語だけわかってれば、どうにかなることもありますけど、世の中には「英語も通じない」場合もあるということです。
その時どうするか、どう立ち回るかは、その人の器量にかかっている。
わたしもたまたま運が良かっただけかもしれません。次同じようにうまくこなせるかどうかは分かりませんが、少なくとも、これまで「言葉が通じない状況」で「なんとかやった」というのは、かけがえのない、経験になるんじゃないか?って思っています。
そうなると、いいんですけどね。
それでは、また。