必要最低限のモノ=毎日使うモノ
必要最低限のモノで暮らす。これは幾度となく繰り返し、繰り返し伝えてきたことでもあります。では、必要最低限のモノというのは、一体どういうモノなのか?と問われたら、あなたなら、どう答えますか?
わたしだったら「毎日、使うモノ」というのが「必要最低限のモノ」に該当すると考えます。
毎日使うモノ。例えば、歯ブラシだったり、お茶碗だったり、マグカップだったり。時計、スマホ、パソコン、・・・。まぁ、数え上げればキリがないですけど、結局、そういうものは「ほぼ毎日使っている」モノたちです。
毎日、使わなければならない。毎日、必要としている。すなわち必要なモノです。逆に、毎日使わないモノというのは、「あれば便利、うれしいモノ」ではあるけれど、「必要最低限のモノ」ではないですね。
「必要最低限のモノ」の定義を決めたのであれば、あらためて、家の中にあるモノを見つめてみましょう。「毎日使うモノ」どれくらいありますか?
繰り返し、繰り返し、毎日、手に触れて、肌に触れているモノ、いくつあるでしょうか?実は、それほど多くはないということに気づくはずです。
毎日使うモノリストを作ってみるのもいいかもしれません。
本当に必要なものは、毎日使うものである。これ以上のモノはありません。毎日使わないもので「必要」というモノを探すのはなかなか難しい。本当に必要だったら、毎日でも使いたい、いや、使わざるを得ないはず。
それができないということは、それが実はそれほど必要ではないということを示しているのです。
モノを減らすコツの一つとして「必要最低限のモノで暮らす」ことと「毎日使わないモノをいかに減らすか」が重要になってきます。
毎日使うモノと、ときどき使うモノ、年に数回使うモノ、分類してみてください。「ときどき」と「年に数回」のものが半数を超えているなら、まだまだ、モノが多いかもしれません。
ミニマリストを始めてから「モノは使ってナンボ」というマインドに切り替わりました。高価なモノを使わずに大事にとっておくことは、わたしにとって不要になりました。
まぁ、そんな高いモノ、持っていたわけではないんですけどね。
使わずにとっておいたモノ、これは明らかに「必要」ではありませんでしたし、使わないので「必要」でもない。ということはこれは「必要最低限のモノ」のカテゴリーには入らない。
毎日使うモノだけで暮らす。これがミニマリストへの道かもしれません。
でもですね。
ストイックにモノ減らしを追求していくなら、毎日使うモノ以外は不要になるはずですが、そこにあえて「無駄なモノ」や「必要最低限じゃないモノ」を持つこともときには必要かもしれません。
時々、眺めたり、それを手にすることで、心の潤いを取り戻すこともあります。
そういったモノがあれば、無理して「必要最低限のモノ」だけで、身を固めなくてもいいです。
あ、そういうモノは結局「毎日手にするモノ」であるのなら「必要最低限のモノ」のカテゴリーに入りますね。やっぱり、必要最低限のモノ以外はいらないのかもしれません。
よくよく考えて、お気に入りのモノは毎日使ってほしいです。
それでは、また。