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コンパクトシティとミニマリズム

ここ10年、数年くらいで言われはじめたコンパクトシティ構想。わたしの記憶が確かなら、それくらいですが、実際にはどうだったでしょうか。


まあ、別にいつから?はこの際どうでもよくて、割と世界中でこの取り組みがなされているようです。ある程度、成果を出している自治体もあれば、なかなかうまくいっていない、ところもあるようで。


大きくなり過ぎた都市、効率が悪かったり、暮らしやすさが損なわれていることも起こってしまっている。そんな中、市街地をコンパクトに、持続可能な生活を続けるために、効率的な街にしよう。


そんな意味を持つ、コンパクトシティ。


なんか、どこかで聞いたことがあるような感じですよね。そう、ミニマリズム。ミニマリストの方々なら、どこかピンとくるんじゃないでしょうか。


わたしも身の回りのモノを見直して、生活を見直してきました。モノが少ない生活にもすっかり慣れて、これがもはや「当たり前」になってきた。


まぁ、自分だけであればそれでもいいんですけど、もう少し「社会」に目を向けるとどうなんでしょう。まだまだ、効率化、コンパクト化、やれる余地があるような気がします。


先ほど書いたコンパクトシティ、ここに住んでいる方々はどのように思うのか、思っているのか、と言うことも興味があります。


あるいは自分自身が、そこに住んでみて、何を、どう感じるのか?ということろも興味があります。


コンパクトシティの現実


ただ、既存の街を、コンパクトシティに作り替えるためには、いくつもの課題を乗り越えなくてはならないし、そこに住む人たちの賛同も得なければなりません。


そう考えるとなかなか難しい。


実際、国の方もコンパクトシティ、スマートシティに対しては積極的かどうかは別としても、推進する施策はあるようです。


ただ色々難しい問題を抱えている。


コンパクトシティ化はうまくいっているのか?と言われたらどう答えるでしょう。わたしの考えは「うまくいってない」というのが大半じゃないのかな。


もし「うまくいっている」のであれば、特に人口の少ない地方ほど、われもわれもとコンパクトシティ化を推進しようとするはず。だけど、お住まいの自治体が「コンパクトシティを目指す」とか「コンパクトシティになった」という話をよく聞いたりしますか。


わたしが聞く限り(外国に住んでて、聞けるわけないだろうという指摘はあると思いますが、すみません)日本全国、または世界中にあまねく「コンパクトシティ」になった、という話は聞いたことがないです。


コンパクトシティ化のやり方に問題?


どんな問題があるのか?は、地域によって異なるので全部に当てはまるかどうかはわかりません。だけど、ひとつ進まない可能性があるとしたら、それは「やり方」に問題があるんじゃないでしょうか?


一部の人たちが「コンパクトシティ、これはいい」と思って実行しようとしても「今のままでいい」という人もいるわけで。これは街の規模がおおきくなればなるほど、みんなの意見を集約して最大公約数を導き出すのは難しくなります。


別にコンパクトシティ構想だけでなく、世の中、いろいろなところで最大公約数を得ることに苦労している現実がありますよね。


基本的に何かをやろうとすると、それが正しい、優れたことであっても、反対派が出てきてしまうもの。反対派にも「それなら・・・」と納得が得られなければ、結局、計画しても、うまくいかない。


時間ばかりがかかって、前に進まない。


街規模じゃなくても、日常、仕事、家族、友達、その他、人間関係を続けていくと、どうしても意見がまとまらないということが起こりますからね。


最大公約数の弊害と勝手に呼んでます。


一つのアイデア〜ミニマリストが街を作る


コンパクトシティが進まないのは、そもそもやり方に問題があるのかもしれない。それなら、やり方をガラッと変えてみるということを、考える方が、早い。


一つのアイデアとして、どうでしょう。わたしはこんなことを考え(妄想)してみました。



要は、同じ考えを持つ人たちが集まって、集落を作り、村を作り、街を広げていく。既存の街を変えるのは、元々そこに住んでいる人たちとうまくやっていくことにも労力が要る。


それなら、最初から、志を一にする人たちと「はじめから、作り上げていく」方が、早いように思う。


妄想ですけど、モノが少ない人たちが集まって街を作ったら、コンパクトな街になっていくんじゃないか、って思うんですよね。今「コンパクトシティ」と言われている都市よりも、もっとコンパクトな街が実現できるんじゃないか?って。


わたしはまちづくりのプロでもなければ、政治家でもない、行政や法律に詳しいわけじゃない。まあ、それを挙げていけばキリがないんでやめますけど、考え(妄想)としては面白いんじゃないかなって思います。


成功例?ルクセンブルク


以前に書いた、ルクセンブルクという国。もしかしたら、ある程度「コンパクトシティ」という意味では成功している国かもしれないと思います。


国土面積は広くないし、人口も少ない。周りの大国に囲まれて、歴史的には苦労が多かったんじゃないかな、という国。


だけど結構お金持ちだったり、いろいろな国の文化が入り込んで共生し合って、そしてなんか洗練された雰囲気を感じる国。


イメージは違うかもしれないけれど、小さくても素晴らしいって、ちょっと理想的な感じはしますよね。


街の作り方、あり方なんかは、学ぶべきところはあるかもしれません。


まとめ


ミニマリスト、ミニマリズム、やり続けて数年が経ちました。自分自身の生活はある程度、形になり、定着した感があります。


まぁ、わたし一人で完結できればそれで十分だし、外界とは程よく接触して、生活のリズムを整えていけばいい。だけど、もう少し、自分の周りも「良くなる」のなら、少し周りのことも考えてみてはどうかと思いました。


妄想としては面白いかもしれません。ただ、現実的には難しいでしょうね。


もし将来、そんな街ができたら・・・。観に行きたいですね。


それでは、また。


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