「ひとりがいい」と思う瞬間を大事に
仲間でワイワイガヤガヤやる時間も大切です。家族とゆったり過ごす時間も大切。それと同じくらい「ひとりの時間」も大事です。
ひとりの時間、1日の中でどれだけ確保できてるでしょうか。1時間?30分?1分もないということはないと思います。
もちろんひとりで暮らしていても、仕事や何かの付き合いで人に会う時間、あると思います。その瞬間はひとりじゃないから、本当に「ひとりの時間」は少ないかも知れません。
同じような文脈で「ひとりでいい」という使い方もあります。だけどこれはどこか投げやりな感じがします。どこか、諦めているような、そんな印象を受けます。
そうじゃなくて、自然に、力を抜いて「ひとりがいい」と思える瞬間が大事です。
「ひとりがいい」
積極的に「ひとり」を得るために、わたしたちは日々何を模索しているか。
例えば、ひとりでドライブしてもいい。
例えば、ひとり散歩してもいい。
例えば、ひとり温泉に浸かるでもいい。
もちろん、コレらのことは、「誰か」と一緒に過ごした方が楽しいこともある。誰か価値と時間を一緒に共有すれば、楽しさが倍増することもある。
その前に、自分の好きがなんなのか、じっくり見つめるためには「ひとりがいい」と思える瞬間をいくつも経験することが必要です。
「ひとりがいい」と思えないコトに、誰かといても、やっても、楽しさは感じません。もしそれを感じるなら、それは「コト」が楽しいんじゃなくて「その人といることが楽しい」です。
相手がいないと、成立しない楽しさです。だけど、それだと長続きはしません。
だから「ひとりがいい」と思う瞬間を大事にして、そう思う回数を増やす。
もちろんそのまま、ひとりがいいと思う瞬間を秘蔵して「ひとりのまま」楽しむのもアリです。自分の好きを共感できる人が現れた時、「ひとりがいい」に「誰か」というエッセンスをくわえて味わってみると、さらに引き立つ。
なんとなく周りに流されて、「ひとりがいい」と思っていることまで、ひとりじゃなくなることもある。そこは心を強く持って「ひとりがいい」を貫くのもアリ。
ストイックに「孤独になれ」というのとは違って、人間社会の中で生きているわたしたちだから、本当に孤独になるのは難しい。
その関わりの中で「ひとりがいい」と思える瞬間を増やしたい。それを大事にして、もっと自分の心を豊かにすればいい。人とのつながりは「ひとりがいい」と思えたコトから、繋がっていくかも知れないから、焦る必要はないです。
「ひとりがいい」という心の声を大事にして、過ごす。心の声を蔑ろにせず、きちんと向き合ってから、人との関わりをゆっくり考えていけばいいんじゃないかと思います。
それでは、また。