「お客様は神様」という感覚はドイツ人にもあるのか?話をしてみた
この間ふと、ドイツ人と仕事で一緒だったときに、話が出たんですが、それが「お客様は神様です」という言葉。
きっかけはクライアントとの会議があったんですが、コレが結構な要求でありまして、つまりは「少し難しい仕事」ということだったんです。
まぁ、コレを飲まなければ、プロジェクトがすすまないというのもあって、多少は無理をしてでも取りにいかなければ、次に繋がらない案件。
苦しいとは分かっていても、YESと言わなければならない状況でした。
結局、クライアントにはYESと答えて、無理を承知で進めることになりましたが・・・まぁ、顛末はビジネスのこと、このnoteには関係がないので、割愛します。
話題にしたいのはそこではなくて。
日本人なら、多少無理な要求であっても、どこか無理をして、我慢をしてクライアントの要求を叶えるために、行動をするということがありますよね。
その行動を総括して「お客様は神様です」って。
でもこの言葉、通用するのはあくまでも、日本国内での話。どこかで聞いたことあると思いますけど「日本の常識は、世界の非常識」なんて言われていたことを覚えています。
だから、外国から見ると「お客様は神様」なんていう発想なんてなく、アイデンティティの中にも無いと、そう思っていたんです。
俗にいう「サービス」「思いやり」という面を見ると、日本の感覚でいると、残念な思いをすることは多々あります。
彼と話しているときに、ふとその話になったんですよね。こんな感じの会話でした。(あ、会話は英語です)
わたし:ヤー、今日のクライアントとの会議、ヘビーだったよね。
同僚:そうやな。お前はどう思うん?今日の結果?
わたし:こんな要求、結構無理があると思うんだけど。
同僚:そういえば、日本ではこういう時「お客様は、王様」っていうんやろ?
わたし:えっ?
同僚:「お客様は王様」日本語ではなんて言うん?
わたし:えっと、「お客様は神様です」です。
同僚:神様か。わかる。わかるけど、こっちでは「王様」やで。ちょっと日本語でどんな発音するか教えてや。
以下日本語のレッスンが始まる・・・
※同僚が関西弁っぽくなっているのは、勝手な想像です
どこでそんな知識を仕入れてきたのか?それは結局分からずじまいでしたけど、その現地人が、自分で勉強して、日本のことをよく知っていたのかどうかは分かりません。もしかしたら、そういうこともあるかもしれません。
でも、神様と王様とだとちょっとニュアンスが違う。イメージですけど、王様と神様とで、違うのはこんな感じでしょうか?
王様=命令する人
神様=等しく人に祝福を与えてくれる存在
そうなると、あながち「お客様は王様」という発想、感覚は日本から得たものではなく、もともとこっちの人たちが持っている?ものなのかもしれないです。
あるいはただ単に間違えて覚えていたとか。まぁ、だからどうなんだよ、っていうのはありますけどねw
※この調査はあくまで個人の体験です。こっちの人全体がそういう反応をするのか、そう思うのかは未確認です。個人的には今後ももう少し調査をして、信憑性を高めていきたいと思います。
それでは、また。