守破離
「規矩作法(きくさほう) 守り尽くして破るとも離るるとても本(もと)を忘るな」利休道歌
守:守るべき・学ぶべき基本の型を徹底して身につける
破:自分自身の創意工夫で、自分にあった型を模索する
離:自分のオリジナルな型を確立する
でも、忘れてはいけない大事な事があります。
本(もと)= 基本思想
本(もと)が起点となって、守破離が始まります。
写真は池田湖のイッシーのセメント像ですが、スコットランドのネス湖にネッシーNessieがいなければ、イッシーは存在しませんでした。例えになっていないような気もしますが、イッシーにとって、本(もと)とはネッシー
では、あなたにとって本(もと)とは、なんでしょうか?
基本となる思想・哲学とは、あなたがあなたである理由
人付き合い・仕事・遊びにおける、あなたらしさです。またトラブルや困難な状況、いざという時に、後悔しない判断をするよりどころとなります。
例えば、気の合う人とだけ付き合っていると、癒しにはなりますが、あなたの世界は広がらないかもしれません。自分の性に合わない仕事ばかりしていると、慢性ストレスに押しつぶされてしまうかもしれません。遊びだからと言って、手を抜きすぎると、ちっとも楽しくなかったり、、、
ヴィム・ホフ・メソッドの基本思想は
1 交感神経・副交感神経のバランスを取ること
2 ホルミシスの原理(適度なストレスを乗り越えると強く健康になる)
3 コンフォートゾーンを広げ、自然・環境に順応すること
これらを達成するためのツールとして、呼吸法・寒冷暴露・マインドセットを利用します。
ヴィム・ホフ・メソッドの4本目の柱はストレッチ≒ヨガですが、ヨガの運動強度は4-6Metsとされいます。6Metsに相当する強度高めのヨガでは、両手で立ったり、筋トレのようなポーズが一部含まれています。ヨガを始めたころは、軽いストレッチから体を慣らしていきますが、徐々にコンフォートゾーンを広げて、中上級者になると、キツイポーズが含まれないと物足りなくなってきます。ヴィム・ホフ・メソッドも何年も続けてコンフォートゾーンが広がってくると、アイスバスやらないと物足りない、シザーキック4分やらないと物足りないという境地に辿り着きます。
ヨガのハンドスタンド、マラソンのラストスパート、楽ではないけど、ないと物足りないですよね。
Mets(Metabolic Equivalents:代謝当量)について
Metsは運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するか(酸素消費量)で活動の強度を示したもの。1Mets=3.5ml*O2/kg=1.0kcal/kg/hour
例えば、平地歩行やラジオ体操 3-4 階段を上ると6 ジョギング・水泳7-10
(参考)1Lの酸素消費=4.825Kcal