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2024.11.5 幼児への性教育は「生」教育から

「子どもへの性教育っていつから始めるのがいいんだろう」

子どもを持つ親なら誰しも一度は頭をよぎる疑問ですよね。私がそんなことをうっすら考えていた頃、友達からの紹介で、はらいゆかさんのお話を聞く機会に恵まれました。

私が未就学児の我が子に「生」教育をしようと思ったきっかけ

はらいゆかさんは、看護師ママで0歳からの【性教育=生きる力をはぐくむ「生」教育】を広めようと活動されている方です。性教育って何となく、思春期くらいからお話しなければというイメージがありましたが(実際アラフォー世代の私も学校の保健の授業くらいでしか触れられてこなかったような気がします)、はらいゆかさんによれば、性教育は0歳からでも全然できるそうなのです。

乳幼児にできる性教育は、子ども自身を守るための「生」教育。そう教えてもらいました。恥ずかしいとか、周りの目が気になるとか、そういう思春期特有の自意識過剰になりがちな年齢になってから初めてお話するとなると、親と体や性のことを話すのが、難しいそう。もっと小さいうちからオープンにお話できる環境を作ってあげるのも大事という風に私は受け取りました。

昨年くらいから、なぜか急にお風呂で私の胸を触りたがっている息子(当時4歳)。家の中では時々おもしろいからという感じでパンツをおろして見せてきたこともありました。何か伝えるなら今だ!ということで、はらいゆかさんの「伝えるのは0歳からだっていい」という言葉を思い出して、息子に、いくつか実行してみました。

4歳の時にやってみた「生」教育

私は「はじめにきいてね、こちょこちょモンキー! 同意と境界、はじめの1歩」という絵本を活用しました。本人は遊びや冗談のつもりでこちょこちょしてても、相手は本心では嫌だと思っていることもある。平気な子もいる。だから最初に許可確認してねっていうのがおおまかなストーリーです。この時は、私が読むのを普通に聞いていただけの我が子。絵本の1つとして聞いてた、という程度だったのかなと思います。ストーリーは頭の中に入っているが、特別なメッセージとして受け取っている、ということはありませんでした。

子どもって、「うんち」「おしっこ」「おっぱい」「おしり」みたいな言葉が大好きになる時期ってありますよね。それは、自分や、他の人の体に興味を持っている証拠。それが性()教育を実施するベストなタイミングかなと思います。まだ読めていないのですが以下の本も、子どもへの性教育に良いと耳にするので、私もまた読んでみたいと思っています。

5歳の時にやってみた「生」教育

我が家では、週の半分は夫(つまり父親)が、週の半分は私(つまり母親)が息子とお風呂に入っています。お風呂上りに体を拭いている時に、息子が私の体を触ってきたりするので、それを保育園とか他の場所でやったら困るなぁと思い、また「今だ!」とお話をしてみることにしました。

昨年絵本を見せながらお話した内容に直結しているのですが、体の中の特に大事な部分、プライベートパーツはどこか、ということをまず伝えました。おっぱいと、おしりと、おちんちん(女の子はおまた)と、おくち。その4カ所は、家族でも勝手に触っちゃダメなんだよ、という私の話をちゃんと聞いてくれました。そしてその直後に息子が発した言葉は、

おしりさわっていいですか?

真剣にお話した後のこのセリフ!・・・笑っちゃいましたよね。普段ですます調でなんか話してるの聞いたことなかったのに!でも許可制(?)ってことは伝わったのね。ふむふむ。夫は「・・・何かが間違ってる・・・母の教育の仕方が・・・」とちょっと笑いながらつぶやいていましたし私も何か変だぞとは思いました(笑)。子どももちょっとにやけながら聞いてきてたので、理解した上でユーモアを発したんだろうと受け取りました。

そのセリフも誰にでも言ってほしくはないけどね、私は・・・。

まぁこども性教育の2歩目としてはいいでしょう。ただ、我々親がちょっと笑ってしまったことで、これをいうとウケるんだ、と恐らく思った子どもはちょこちょこそういったセリフを(本当は触りたいと思ってなくても)言ってくるのは困りますね。

最近は「おちんちん」「おっぱい」を公共の場で普通のボリュームで言ったりすると大人が困るらしいという反応を求めて子どもが口にしたりするのが困りごとです。スルーがいいのかな?でもこれこそ性教育のチャンスなのかな?など、試行錯誤しながらでも、これからも機会が訪れたときにお話を続けていきたいと思っています。

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