今日のコーヒーとコーヒーの濃さについて🐰☕
本日は前回焙煎したタンザニア ニティン農園を飲みたいと思います🐰
ドリッパーはハリオV60を使います。
V60ドリッパーは円錐形で大きな一つ穴が特徴です。湯を注ぐスピードによって味の濃さの調整が可能ですが、ほかのドリッパーに比べて湯の抜ける速度が速く、調整が可能とはいってもそこまで自由度はそこまでありません。味はスッキリとする特徴がありますのでクリアなコーヒーを楽しみたいときなどにも適しています。
今回は2杯分(400ml)淹れるので粉のグラムは25gにしました。
抽出時間は1分55秒
やはりハリオを使うとクリアな印象を受けます。ですが香り、コクともにタンザニアのワイルド(野性的な)な味わいを感じることができました。
やはり寒い日に飲むコーヒーは格別です!🥰🐰
さて、ここでコーヒーの濃さについて少しお話ししていきます。
コーヒーに興味の薄い方は「コーヒーの濃さ=焙煎度の深さや苦味の強さ」であると勘違いしているのではないでしょうか?
では、コーヒーの濃さとは?
コーヒーの濃さとは
「カップ中にどれくらいの高い割合で抽出されているか」
これがコーヒーの濃さであると考えます。
スーパーなどで売られているアルコール飲料を思い浮かべてください。アルコール度数何%という記載があるかと思います。これは総量の数%がアルコールであるということです。コーヒーの濃さもこれと同じであると言えます。あなたの飲むカップの総量にどれくらいコーヒーが抽出されているかがコーヒーの濃さなのです。
では、コーヒーの濃さをどうやって調整するのか?
まず、一つ目はコーヒーの粉の量と湯の割合を変えてみることです。
コーヒーの粉の量を多く使い抽出をすればそれだけ濃くなります。濃度の表現はXグラム/リットルのようにお湯1Lあたりのコーヒー粉の分量で表現します。
この割合は国によって違い、40g/Lの薄いものや、100g/Lの濃いものまで様々です。この例によってわかるように濃度については、どれくらいが正しいという決まりはなく、個人の好みで決めればいいのです。
他にもコーヒーの濃さを変える方法に抽出度合を変える方法もあります。
コーヒーの抽出を長くとることで成分がゆっくりと溶け出し、濃いコーヒーが出来上がります。ただし抽出に時間をかけすぎるとコーヒーの雑味や苦味が過剰に抽出されてしまい結果として、美味しくないコーヒーが出来上がってしまいます。コーヒーのカップのおいしさとは苦味、酸味、そしてコーヒーの嫌な部分(雑味)さえも、そのすべてが複雑に混じり合うことによって出来上がるものだと思っています。その濃度の調節こそがおいしいカップを作り出す条件なのです。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
あなたに白うさぎの幸運と飛躍が届きますように🐰
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参考文献 ジェームズ・ホフマン(2020)『ビジュアル スペシャルティコーヒー大辞典2nd Edition』丸山健太郎監修,宇井昭彦・ほか訳,日経ナショナルジオグラフィック社.