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コロンビアについてとコーヒーの未来

どうも!White Rabbit Coffeeです!🐰

コロンビア ナリーニョ・エメラルドローズの焙煎しました。

ですが、今回は焙煎についてはあまり語りません。次回以降詳しく書いていきたいともいます。

コロンビア ナリーニョ・エメラルドローズの情報

ナリーニョはコロンビア最南端のコーヒー産地。

生 産 者:サンロレンソ周辺の農家
生 産 地:コロンビア・ナリーニョ
栽 培 品 種:カツーラ品種
標   高:1800m~1900m
精 製 処 理:Washed(水洗式)
スクリーン:Excelso

コロンビアというコーヒー大国

コロンビアは世界でも最大級のコーヒー生産国で、コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)というNGO組織が存在します。FNCはマーケティングや生産において重要な役割を果たしている一方で、生産者のコミュニティに入り込んでいます。具体的には学校、地方道路、医療センターなどのインフラ整備までも行っています。このようにコーヒー産業以外にも幅広く投資している巨大組織なのです。

輸出や宣伝に携わる組織は他の国にもありますが、このFNCという巨大で複雑な組織は他にはほぼ存在しません。

これを見てわかる通り、コーヒーはコロンビアという国にとって最も重要な産業であることがうかがえます。

この重要なコーヒー産業を運営するFNCですが、問題も指摘されています。コーヒーの味わいよりも、生産量を重要視しすぎているのではないかという意見があるようです。ですが、昨今の気候変動によってそもそもコーヒー生産自体に安定性を確立することが難しくなっています。環境の変化により生産適地の減少も起きることが予想されます。

コーヒーの未来

その中で品質を維持することはもちろん重要かもしれませんが、気候変動に強く、病害耐性にも強く、樹木の寿命が長い品種(これはFNCの研究部門で管理しているカスティージョという品種)を生産するということも重要だと私は思います。

ウォッシュドによって捨てられる汚水処理問題、生産適地の森林伐採問題など品質を重要視するあまりその環境問題について目は背けられがちです。

コーヒーブームが続く豊かな国々ではコーヒーの消費量は増えています。それは我々のようなコーヒー好きや販売者には喜ばしいことのように思います。

しかしながら、消費量が増えていくということは生産量も増えていくということで、その生産量を増やすために新たに森林が伐採され、その土地の生態系を壊し、精製過程で汚水を排出し、気候変動を悪化させます。

近い将来、このままいけばコーヒーが貴重品として取引される時代が来るかもしれません。

私たちが飲む一杯のコーヒーには生産者の苦労、森林伐採による生態系の破壊、環境汚染など目には見えない犠牲が隠れています。それはもちろんコーヒーだけではありません。私たちが普段食べる肉や魚、野菜、そして調味料やペーパー、衣類など様々な物が他の生物や環境を犠牲にして生産され、そのおかげで成り立っている社会なのです。

重要なことは目に見えないものを見ようとすることです。

あなたが毎朝飲むコーヒー、喫茶店で飲むコーヒー、クリームやチョコシロップが沢山かかっているコーヒードリンク。その背景について考えたことがあったでしょうか?

その背景の犠牲に感謝すること、知る事、それをする人々が少しでも増えればいい。綺麗事を言っていると思われるかもしれません。たしかに、私自身環境問題改善に対して具体的なアクションを起こしているとは言えません。ただ情報発信しているだけです。

ですが、膨大なブログやSNS、情報過多の時代で私のことを見つけてくださったことには必ず意味があります。

あなたにお願いがあります。

あなたが普段飲むコーヒーを知ってください。

その一杯のコーヒーに感謝を忘れないでください。

知るだけでも、見えないものを見ようとするだけでもあなたの世界は少しでも変わります。一人ひとりの世界が変わればその流れは必ず大きい波に変わると信じています。地球環境について、持続可能な世界について考えていかなければ私たちの世界から失われるものは増えていってしまいます。コーヒーもその一つです。

ここまで読んでくださってありがとうございます!

あなたに白うさぎの幸運と飛躍が届きますように🐰


参考文献 ジェームズ・ホフマン(2020)『ビジュアル スペシャルティコーヒー大辞典2nd Edition』丸山健太郎監修,宇井昭彦・ほか訳,日経ナショナルジオグラフィック社.





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