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お墓参りを大切にする#24

私は年に一度、実家に帰省した時にお墓参りをしています。

大学生、社会人になって実家を離れてからも、年に一度は帰省してお墓参りすることは大切にしてきました。


私は仏教系の幼稚園に通っていました。
そこでは宗教の信仰を押し付けるわけではなく、仏教の教えを通じて道徳心を育ててくれました。

手を合わせることは、小さい頃から行っていた習慣でした。
いただきます、ご馳走様でした、と手を合わせること。
お釈迦様に手を合わせること。

その当時から手を合わせることが生活の中に自然と溶け込んでいました。


また、私の実家には神棚と仏壇があります。
神社のお札が飾られていて、毎朝父が扉を開いて灯りをつけます。
家族みんなそれぞれがお参りしたら、灯りを消して扉を閉めます。

神棚のあとは、仏壇にも毎朝手を合わせます。
祖父母など家族の命日には過去帳の法名のところを開いてお参りします。
母は月命日にもしっかり過去帳を開いていました。

私は毎朝、神棚と仏壇に手を合わせる習慣をずっと続けてきました。


父方の祖母は私が6歳の時に亡くなっています。おばあちゃん子だった私は、祖母が療養しているベッドの横でよく一緒に遊んでもらっていました。

他の記憶はほとんど残っていませんが、祖母を思い出すと心が温かくなるので、愛を十分に注いでもらっていたのだと思います。

仏壇に手を合わせると、祖母を含めたご先祖様たちに話しかけられるので、大切な時間です。



結婚してからは、自分の家のお墓だけではなく、夫の実家のお墓参りも大切にしたいと思うようになりました。

上海生活が落ち着いた頃に夫婦二人で帰省したタイミングで、初めて義実家のお墓参りをすることになりました。

私の父方母方のお墓と、夫の父方母方のお墓、合わせて四カ所のお墓に、二人揃って行くことができました。

お参りする時に、結婚をして上海で暮らしていること、家族みんな健康であることを報告し、いつも見守ってもらっている感謝を伝えることができました。



夫の実家は神道であり、これまで自分が見てきた仏教のお墓とお参りの方法が違いました。

手を合わせずに、
二礼、二拍手、一礼をするのです。

仏教とは違うお参り方法があるのを学びました。

日本の神仏習合、その神道と仏教の違いをもっと知りたくなりました。



そして当たり前のことですが、私たちの命は先祖代々繋いでくれたから存在しているということを忘れないようにしたいです。


これからもお墓参りを大切にして、当たり前にある感謝を伝えていきたいと改めて思いました。

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