![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54495048/rectangle_large_type_2_f0a1ff3f9725adc0c4aac0a3f3f49e7b.jpeg?width=1200)
優しいって、弱虫かな。
こんにちは。Siroです。
今回は、ずっと疑問に思ってきたことをテーマに書くことにしました。
最近、ある女優さんが適応障害でお休みされることになった記事を見かけました。
そのとき、かつて飲食店でアルバイトをしていたときに、
「良い先輩は、そのうち辞めてしまう。
怖い先輩だけが、残っていく。」
と、同期がつぶやいた言葉を思い出しました。
果たしてその言葉が正しいかどうかはわかりませんが、優しくて真面目な方々に仕事の負担が集中しやすいのは、なんとなく感じてきました。
そして、そういう方々が体調を崩されるところも何度か目にしてきました。
どうして、優しくて真面目な方がそういう状況になってしまうのでしょうか。
光の存在に尋ねてみることにしました。
早速、メッセージを送ってみると、こたえの代わりにあるイメージが湧いてきました。
くるみの殻のようなイメージでした。
そこに光の存在の声が響いてきました。
"優しい人こそ、誰かの期待に応えようとして、自分とは違う殻をかぶります。
誰かから こうあってほしい という期待を敏感に感じ取ってしまうのです"
そういって、優しい方々が相手を気遣い、サッと笑顔になる様子を見せました。
"しかし、違和感が重なると、いつの日か殻を割らずにはいられない時が来ます"
そういって、殻が割れた瞬間を見せました。
その中からは、涙のようなものが溢れていきました。
"殻が割れてしまうと、無防備な状態になります。
ちょっとしたことでも涙が溢れてしまいます。
そのうちに、周りも異変を感じ取ります。
これまでのように働けなくなり、適応障害と診断されるのです。
しかし、真の意味では適応障害ではありません。
その方らしさへの大切な一歩なのです“
その言葉とともに、涙が乾いたあとの様子が現れました。
原石のようなものが見えてきました。
"それは、これから磨いていくものです。
原石を磨いて、美しい天然石となった姿は、もう誰にも傷つけられません。
その人自身の輝きは、誰にも傷つけられないのです。
一歩踏み出したことは、とても良いことです。
もう他の誰かの理想になってあげなくて良いのです"
と、続けられました。
それでは、そもそも殻をもたない方と殻をもつ方は、何が違うのでしょうかと尋ねると、
"殻をもたない方は、いい具合に鈍くて、誰かの期待を感じ取らないだけです。
どちらが良い、悪いではありません。
それぞれの特性です"
と、こたえが返ってきました。
この話を聞いているとき、かつて観た映画の一場面がよぎっていました。
スタジオジブリの映画『耳をすませば』の中で、主人公がおじいさんに原石を見せてもらうシーンでした。
*『耳をすませば』のオススメの場面がまとめられた note 記事を見つけたので、添付させていただきました。
簡単に説明すると、中学3年生である主人公が、バイオリンづくりの勉強のためにイタリアへ留学した同級生に感化され、自分は物語を書こうと決めた場面です。
その報告をしに来た主人公に対して、おじいさんは、
「バイオリンを作ったり物語を書くというのは、自分の中に原石を見つけて、時間をかけて磨くことなんだよ。」
と、原石の美しさを見せながら伝えます。そして、
「実は、(見えている部分の)大きな原石は磨くとかえってつまらないものになってしまう石なんだ。
もっと奥の小さいものの方が純度が高い。
いや、外から見えないところにもっといい原石があるかもしれないんだ。」
と続けます。
その原石を眺めている場面が何度もよぎっていました。
どうして、この場面が浮かんだのでしょうかと光の存在に尋ねると、
"どの方にも原石があることを思い出してほしいのです。
誰かのために殻を被るのをやめて、一人一人の輝きを放ってほしいのです"
と、続けられました。
外来にも、職場がつらくて涙を流しながらお話しされる方がいらっしゃいます。
その方々やあの女優さんに届けばいいなと思いながら文章にしてみました。
誰かの心に届いていれば嬉しいです。
Siro。