読書メモ2022年1月分
毎月読んだ本を記録していましたが、昨年は日々に忙殺され何もかも忘れていました。今年は継続できるよう頑張りたいと思っています。
ということで、今月分を記録します。
1月はコミックエッセイや小説も含め、合計9冊読了しました。古本屋巡りが好きで読む本は大体ブックオフに売っているのですが、久しぶりに新刊を何冊か買いました。全部面白かったのですが特に良かったものを紹介します。
ノンフィクションライターの最相葉月さんが、読売新聞の連載『人生案内』で担当した回答から68本を厳選した一冊になっています。夫婦関係から恋愛、介護に仕事とあらゆる分野の悩みにズバッと答えを出していきます。時には優しく、時には辛辣に、心に刺さる回答ばかり載っています。
特に印象深かったのは、アプリで知り合った男性との結婚を考える40代女性のお悩み。「結婚話が進むと相手の親から反対された。彼の態度は急変、説得する気はないみたいで辛い。でも彼とは離れがたくどうすればよいか」というもの。これに対して最相さんは「傷が浅いうちにお別れしてはどうか」と一刀両断。気持ち良いを通り越して潔い。どこかドキッとしてしまう回答です。
最相さんの回答はどれも相談者の見えていないものを見せようとしてくれています。悩みの渦に巻き込まれ、視野狭窄に陥った相談者を引き上げてくれる。相談者との適度な距離を保った姿勢が、納得感を生むのかもしれません。
どの本屋でも見かけず、八重洲ブックセンターでなんとか手に入れた人気本です。実用的な回答ばかりなので、悩みに打ちのめされそうな時、お手にとってみてはいかがでしょうか。
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