【広島】<メロンパン>ではなく「サンライズ」
食べ物や商品、その地域によって「名称」が違う場合がありますね
例えば、「今川焼」
北海道では「おやき」と呼ばれ、四国や本州の一部では「大判焼」と呼ばれ、関西では「御座候(ござそうろう)」という「今川焼」の有名店の名前がそのまま名称になったり(アメリカでの醤油がキッコーマン💦)
と地域によってなぜか違っております
因みに広島は「二重焼」という方が多いです
私も「二重焼と言う派」で、幼い頃(30年以上前)にあったお好み焼屋さんが「二重焼」と言う名称で売っていたと言えば、それまでなのですが、そういう理由です
なので、昔ながらの個人商店で販売する形態が少なくなった今では、広島でも最近の若い世代の人は、「二重焼」と言う言葉に馴染みがあまりないかもしれません
2000年代頃から冷凍商品で「今川焼」が登場してくらいからは「今川焼」の方が広島でも用いられていると思います
「今川焼」と似た話で、全国では表面がサクサクのクッキー生地を被せた円形のボール型の菓子パンを「メロンパン」と言いますが、
広島では「サンライズ」という方が多いです
こちらも私が幼い頃、スーパーに入っている焼きたてパン屋さんが、広島のパンメーカー「タカキベーカリー」系列のお店が多く、
タカキベーカリーさんは当時から「サンライズ」と名称を用いていました🍞
ここから私の勝手な推測ですが「サンライズ」の名称の由来は下記が思い当たるかなと…
❶広島には昔から呉市の名物で「メロンパン」(ラグビーボールみたいな形をしたカスタードのようでカスタードでない独特の餡が入ったパン)があり、それとの差別化・配慮をされた
❷果物の「メロン」の味のパンと思われるのを避けた
❸単純に日の出の太陽のような見た目のパン
広島でも全国的なパンメーカーの菓子パンがスーパーの売場に多く出回った頃くらいから「メロンパン」の名称が認知され始めた記憶があります
「今川焼」同様、最近の若い世代の人は「メロンパン」の方が広島でも馴染みがある可能性はあります
個人的に感じるのは、特に令和に入ってから、良い意味でも悪い意味でも画一化されてきており、
「もう少し遊び心があってもよいのでは」と思うのですが、色々と余裕もないし、合理的に進めて、少しでも無駄を無くし経費節減しなければならない世の中…
なぜか、寂しく感じますね