「自分のことがわからないという感覚」
自分がどうしたいのか、どうすればいいのかわからない。
どう感じているのかわからない。
ルートリーディング のセッションの中で
そんな心の声をきくことがあります。
私自身も「自分のことをわかっていない」ことすら、
わかっていなかった。と、思います。
「わかっているつもりで、わかっていない」
ということもあるかもしれません。
なぜわからなくなるのか
なぜ自分のことが、自分の感情がわからなくなってしまうのか。
それは、いつも「葛藤(かっとう)」しつづけているからなのかも。
これは私のことですが
頭の中でいつも「自分の立場」などあれこれ考えてしまうことで、
人からどう思われるかを過剰に気にしてしまったり、
楽しいはずの場面でも心から楽しめないことがあったり。
おそらくそれは、自分の弱さでもあり、
ずっと昔からあった幼い頃からの
思い込みや、クセでもあるのですが。
その複雑な性質や葛藤の奥にある感情を
認めることができていませんでした。
葛藤
そういえば
「葛藤」という言葉は「葛」と「藤」という字からなっています。
二つの相反する気持ちが蔓(ツル)のように自分に絡みついている状態を
表しているのかなと思います。
絡みすぎると、
どれが本当の自分で、何が大切なのかがわからなくなる。
葛藤するほどもつれていくような。
自分の一部だと思い込んでいる、その絡まった蔓は、
本当は「私」ではないはずなのに。
「自分のことがわからない」という感覚は
「地に足がつかない」という感覚とも言えるのかもしれない。
頭の中で色んなものが 絡まっている状態の時は、
肉体的にも頭に気が上がって、
どうしても足元の感覚が疎かになりがちになります。
Root Chakra (ルートチャクラ)
感情:「恐れ」/「安心感」
課題:「自立」
ルートリーディング で着目しているルート(根)チャクラ
その状態は足の中では主に
「小指」のラインと、「かかと」に反映されやすいと言われています。
とくに「小指」の状態が気になるという方は、
普段の行動の一つ一つがどんな気持ちに基づいているのかを、
問うようにしてみると 何か感じることがあるかもしれません。
ルートチャクラ が表すところの「自立」という成長の課題は
経済的な自立や、一人暮らしなど物理的な独立だけを指すものではなく、
孤独や孤立への「恐れ」から行動や選択をしていると
生きることに信頼や「安心感」を持てないため
真に自分の足で立っているとは言えないことを意味しています。
「足」は、ルートチャクラ にも大きく関わり
自分自身の力で本来の道を歩んで行くためのサインを
示してくれています。
足が見せてくれているのは心と体の「記憶」。
気づかないふりをしていることがあったり、
自分の中の見ないようにしていることを含めて
足から深く自分を知り、
ケアをしていくことが
本来の地に足のついた安心感に繋がると
ルートリーディング では考えます。
根源の力
迷いなく前に進まれている方、
自分の思いや本心がわからなくて 行き詰まりを感じられている方、
色んな今をそれぞれに過ごされていると思います。
一見、良くないことのようにも捉えられる出来事の中には
変化や成長を後押しする、見えない力が働いているようにも感じます。
目をそらさずに受け入れていくことは、自分を生かしてくれている根源的な力を思い出すことでもあるのかもしれません。
私自身も、途上。
ともに探求を続けていきたいです。
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よろしくお願いいたします。