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【高齢化】ライドシェアは日本を良くすると思う。【オーバーツーリズム】

皆さんはライドシェアってご存じですか。

ちょくちょくニュースなどで岸田総理がライドシェアを検討することを検討し、検討を重ねることを加速させていく。
などと聞いたことがあると思います。

ライドシェアとは物凄くざっくり言うとIT企業に管理された白タクです。
ライドシェアのドライバーは、自分の車を使って知らない不特定多数の人を目的地に送りその対価を得ます。
有名な会社で言うと、まずはUBER。
誰でも名前は聞いたことはあると思います。
東南アジアではGRABが有名です。
アプリで自分の目的地を入力すると見積金額が表示され、金額に納得がいけば注文を行うことで白タク(言い方)とマッチングします。

日本ではUBER EATSのように飲食店の弁当を知らない人に送り届けることは合法ですが、人を目的地に運ぶのは違法です。

アジアの国では私の知る限りライドシェアが違法なのは日本と韓国だけ。(後は台湾?)
その他の国ではライドシェアは市民の生活にとって、その国に来た観光客にとって欠かせない必要不可欠なインフラとして機能しています。

結論から言うとライドシェアは便利すぎて最高なシステムなのでぜひ日本でも導入して欲しいというのが本記事の趣旨になります。

ライドシェアについては下記の記事で少し触れましたのでご覧下さい。

じゃあ具体的にライドシェアの何が日本にとっての良いのかと言うと、
①高齢者から現役世代への所得の再分配
②限界集落や田舎のインフラとなる
③オーバーツーリズム対策

の3点があるとABBは考えています。

ABBはライドシェアを使い、エジプトの空港に
向かう途中でドライバーの車両が故障し、
この幹線道路の中州みたいな所に
置き去りにされた。
なんとここにライドシェアを呼んだら来てくれた笑

①ライドシェアと高齢者から現役世代への所得の再分配

日本の個人金融資産は2100兆円にも上ると言われていますが、その6割の1200兆円以上を60歳以上の高齢者が保有しています。
特殊詐欺被害のニュースを見てABBはいつも思います。
300万円現金で持ってるんだ…。と。

高齢者はあまりお金を使わないでタンスにしまったままの方が非常に多い。
お金は死後の世界には持ってはいけないので経済を回すためにも散財して欲しいのですが、これは個人の自由なので中々難しい。

高齢者の持つ金融資産の内のわずか10%の120兆円が約2500万人いる20代30代に渡りさえすれば1人当たりにすると480万円。20%なら960万円。(!)

もし仮にABBが総理大臣になって憲法をガン無視して(できない)強制的に高齢者の資産の20%を20代30代に明け渡す法律作ります。それが施行すれば、20代30代の全員に約1000万円が渡ります。
夫婦であれば2000万円を手にすることになります。
収入が低くて結婚を諦めていた男子の婚活の動きは活発になるでしょう。
2人目3人目の子供を諦めていた夫婦はもう1人産み育ててみようかなとなるかもしれません。

アイディアはあったけれども資本が足りなかった優秀な若手起業家が次々とスタートアップを始め、新しい産業が誕生します。
てもとに1000万あるので頑張って嫌な仕事を続ける必要が無いので雇用の流動性が高まり、新しい面白そうな産業に人的資本が移転します。

それでも仕事辞めずに続けて欲しい経営者は給料を上げざる負えなくなり、労働者の賃金が向上します。
それでも薄給で人をこき使い続ける競争力の無いブラック企業は良い給料を払えずに誰も働く人がいなくなり淘汰されます。

高齢者は20%の資産を奪われたことになりますが、結局子供が増えるのでその子供は約20年後には納税者になり、年金、社会保険料を支払い高齢者の暮らしを支えることになります。

そして次々と生まれたスタートアップの中からGAFAに匹敵するような会社が出てくるかもしれません!
もしそうなれば世界中から日本にお金が集まります。

何これ!良いことしか無いじゃん!!

とまあ書きましたが個人の資産を国が奪うことは憲法で出来ませんし、こんなに上手くいくかはわかりませんが、今の若い世代はお金が無くて結婚に踏み切れないことが少子化の原因となっていることは間違い無いのでニュアンスだけご理解いただきたい。
20代の貯金額の中央値は20万円だとさ。


つまりとにかく若い世代、現役世代がお金を持つのが超重要。

ここで高齢者の持つ資産が現役世代へとトランスファーするパターンを考えてみたいと思う。

①お年玉
現役世代というか子供だな。ABBは今年で36歳になりました。
でもお年玉欲しいです下さい。

②オレオレ詐欺・特殊詐欺
違法なので論外。

③訪問販売、セミナーとかで高級羽毛布団とか健康食品とか売るやつ。
違法では無いですが倫理的に良くない。経営者が現役世代とも限らない。

④遺産相続
5080問題・6090問題などと言われますが、遺産を受け取る世代が既に初老のことが多い。還暦前後の人が大金を貰ってもここから一つ最後にチャレンジして華を咲かせてみようという人は少ないだろう。
結果、お金がタンスtoタンスになる。

⑤介護サービス関連
費用の大半は税金から支払われてる。その税金を納めたのは現役世代。

などと考えてみましたが後は思いつかない…もしかしてこれ以外に無い?
(何か思いつくことがあればコメントで教えて下さい。)

パリの凱旋門。
とても大きくて綺麗でした~☆

そう!そしてそこでライドシェアなんです!
上記で述べた金額には到底及ばないと思いますが、長い目で見れば金額はとても大きく、ライドシェアは運転ができなくなった高齢者の資産が若い世代に還流する仕組みと成り得ます!

②限界集落や田舎を救うライドシェア

わかりやすいようにシュミレーションしてみましょう。

場所は東北の田舎にあるA県の人口2万人のB市のC地区。
C地区の人口は100人の限界集落。
その内80人が65歳以上の高齢者です。
15人が現役世代で、残りの5人が就学児。
80人の高齢者の内、50%は免許を返納、もしくは運転を控えています。

なのでC地区では40人が買い物難民となっています。
B市には何社かタクシー会社がありますが、D温泉という有名な観光地をB市は抱えており、昨今のインバウンドでタクシーは絶望的に足りていません。

車で20分走るとB市の中心部があり、買い物はそこで一通り揃いますが歩いて行くのは高齢者には不可能ですし、B市の中心部とC地区を繋ぐ第三セクターが運営するバスは1日に朝夕2本しかありません。
なのでC地区の40人はその1日の大半をテレビを見るなどして過ごしています。
買い物は移動販売車に頼っています。

現役世代はC地区に15人いますが、その内10人は農業従事者の個人事業主。
タクシー会社に就職するのは副業では可能ですが、台風、気候の問題や、農業は繁忙期と閑散期の波があるので中々難しい。融通が利きにくいです。
そして残りの5人はB市や隣の町で公務員やサラリーマンをしています。

そしてある時ライドシェアのユニコーン企業の「ABB technology」がB市にやってきました。

そこで1カ月にC地区で40人の買い物難民が買い物に行く(行きたい)回数を算出してみます。
40人が週2回×往復×4週=720回 ー①

加えてC地区の住民がB市の中心部で一杯ひっかけてC地区に帰る需要も含めてみましょう。
30人が呑兵衛×週1回×往復×4週=240 ー②

ABB technologyの独自のアルゴリズムによって、田植えや稲刈りの時期、雪の日や雨の日は値段が高くなりますが、20分かかるB市の中心部とC市区を移動する料金はおよそ400~600円です。タクシーより圧倒的に安い。
仮にその平均値を500円とします。 ー③

①+②でB市の中心部とC地区間の移動の需要は毎月960回です。

ですのでB市の中心部とC地区間を結ぶ金額的価値は毎月
(①+②)×③=¥480000となります。ー④
もちろんB市の中心部だけではなく、B駅前やD温泉に行くこともできますし、隣の町に行くこともできます。

※ちなみにABBはUBER EATSのドライバーをやったことがあるのでこの相場感は概ね正しいです。

ABB technologyの巧みなプロモーションによってC地区の現役世代の5人がドライバーとして登録され、稼働することになりました。
ドライバーは全員農家ですが、農作業中の空いた時間や閑散期にオンラインにして注文を受けるので本業に支障はありません。
ざっくり計算ですが④の¥480000を毎月5人でシェアすることになり、ABB technologyに手数料を抜かれた金額が高齢者から現役世代へ移転することになります。

もし5人が稲刈りの時期で忙しく、全員オフラインであれば料金は高くなりますが、B市の他の場所から他のドライバーが来ることになります。
金額が高ければ頼まなくても良いし、田舎の濃密な人間関係故、折が合わない人とマッチングしてしまったらキャンセルできます。
サポートに連絡すれば二度とマッチしないようにすることも可能です。

会社や行政が高齢者がスマホのアプリを駆使できるようになるためにサポートする必要はあると思いますが、一日の大半を家の中で過ごしていた高齢者達が金額の安いライドシェアによって活発に外に出ることになり、移動中はドライバーと会話し、それを楽しみ、地域の中でより活き活きと暮らしていけるようになる気がします。

ライドシェアの普及によってB市のような事例が日本の津々浦々で起き、困っている高齢者のタンス預金が現役世代に移り、所得が向上していく。
更にブレーキとアクセルを踏み間違えてミサイルと化す高齢者も減るでしょう。
高齢者の楽しみを増やし、不幸を減らし、現役世代の所得も増やすライドシェア。

そしてライドシェアを利用するのは高齢者だけではありません。
もしあなたが車通勤をしているのなら、出社時は会社方面に向かう発注を、
退勤時は自宅方面に向かう発注を受注すれば通勤時間+αで一ヶ月でサラリーマンのお小遣い程度の副収入を得ることができでしょう。

2023年、減り続ける日本人の所得は世界に置いていかれていてもはや先進国なのか怪しいレベルまで低下しています。

現役世代の所得を増やすライドシェア。
何と素晴らしかー。

③オーバーツーリズムを解決するライドシェア

ライドシェアが普及している国の人にとって日本は地獄のように移動がし辛い国です。
タクシーに乗るには駅前のタクシー乗り場に並ばないといけませんし、特定の場所に呼ぶには電話予約が必要です。日本語が喋れないと呼べません。
uberやdidi、GOなどのアプリはありますがタクシーが来るので料金が高すぎるし田舎だと対応していなかったりします。
街中でタクシーを止めるには手を上げるという原始的なムーブを取る必要があります。
「予約車」はそれを無視して通り過ぎますが、漢字が読めない外国人には意味不明です。
うまく捕まえられたとしても運が悪いと現金しか使えなかったりお釣りが出るのを嫌がられたりします。
京都や冬の札幌、年末の週末はタクシーはパンク状態で捕まりません。
なんと不便な日本。
これでは観光立国になるのは到底無理です。

ライドシェアは事前にお互いが納得した金額かつ、乗る場所と降りる場所が予め理解された上での契約となり、クレジットカードで決済されるので言葉を交わす必要はありません。(現金支払いもできます。)
サービス提供時間中であれば自分の好きなタイミングで好きな場所から好きな場所に安い金額で運んでくれます。
とても外国人にフレンドリーな仕組みです。
ライドシェアが解禁されれば外国人がストレスを抱える機会は減ることでしょう。
そして日本を気に入り、リピーターとなってまた外貨を日本に落としてくれます。

加えてライドシェアは外貨が日本人の財布に直接サプライされる仕組みでもあります。

なぜライドシェアが導入されないのか

こういった新しいサービスが出てくると、必ず一部の人がそれに対して嫌悪感を示し、一部の既得権益を持つおじいちゃん達が騒ぎ始めます。
それにABBは真っ向から反論します。

①「知らない人の車に乗るなんて怖い」

じゃあ今まで通りタクシーに乗れば良いじゃん。

ライドシェアのドライバーは口コミによって採点、管理されているので悪質なドライバーはアカウントBANされます。
日々の業務に真摯に取り組まないと干されたりもするので良質なサービスを提供している方がほとんどです。
性犯罪者や粗暴犯、事故を繰り返す人のデータベースをライドシェア運営企業に提供し、登録を出来なくする仕組み等はあったほうが良いとABBも思います。
それでも中にはしつこくナンパしたり等の問題を起こす人もいるでしょう。
(人間だもの。)
初犯を防ぐのは難しいですが再犯が起きにくいような仕組みがライドシェアにはあります。

東南アジア各国でこの仕組みが受け入れられてワークしているのに世界で最高レベルに安全な国である日本で出来ない訳が無いとABBは思っています。

そして何より嫌なら乗らなければOKです。
選択の自由が我々にはあります。

そしてタクシー業界の人はこう言うでしょう。
②「俺の仕事が無くなる。」「安全性が疑問だ。」

知らんがな。ライドシェアのドライバー始めれば?

ABBはタクシーで嫌な思いをしたことが両手で収まり切りませんがライドシェアでは一回もありません。
確かに事故が起きた時の法整備は今後必要でしょう。
ですが既得権にすがりつく人々はあまりにも醜い。

これからの時代、もしあなたが心身共に健康であるならば、毎日同じことを同じように行って生活が豊かになっていくと思ったら大間違い。
今この瞬間も、頭の良い人達が勝手に世界を変えていっています。
変化は必ず起こり、人はそれを受け入れて適応しなければならない。
薄々感づいている方もいるかもしれませんが、
ABBは福祉人材でありながら資本主義系の人です。

古今東西いつだって世界を変えていくのはビジネス。

平均年齢50歳のこの国はあまりにも変化を恐れ、スピード感が無い。

知らない=怖い の日本人。
変えて行きましょう!

岸田総理はよ。


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