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治療家の心得59【説得ではなく納得を】

私たちセラピストは、患者さんたちが早期改善・再発予防するためのお手伝いをしています。

そのことから、何が原因で、どんな日常生活を送るほうが望ましいかを、目の前の患者さんが理解できる形で伝えなければいけません。

つまり、「説得」ではなく「納得」していただくことが重要だと、私は考えています。

この2つの言葉は、どちらも人の意識や行動に影響を与えるプロセスですが、意味とニュアンスが異なります。

チャットGPT によると、「説得」は他人を動かそうとする行為であり、「納得」は自分が理解して受け入れる状態だそうです。

専門用語や、多くのとらえ方ができる言葉は、先生と患者さんかんで理解のズレが生じる可能性があるため不適切で、これを使うと「説得」になります。

<例>
Dr.:肩こりの原因は、筋肉が硬くなっているからです
Pt.:肩の筋肉が硬くないのに、肩こりの人がいるのはなぜですか?

⇧ココで小3でも理解できる言葉で説明できれば「納得」、専門用語や難しい言葉を使えば「説得」です。「そういう人もいる」などの意味不明な説明は論外です。

誰が聞いても、同じものを想像できる言葉選ぶと、「納得」につながります。

個人差はありますが、目安は小学3年生に伝わる難易度の言葉と説明内容です。


そろそろネタも尽きてきて、過去内容と重複しそうですが、いちいち見直してる人もいないでしょうし、それもありですよね。

とはいえ、できるだけ新鮮な話題を探していこうと思います。

来週も引き続き、「治療家の心得」を楽しみにしていただければ幸いです。
それではまた

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