苦しみの中でより良い状態を保つためにレジリエンスを高める 1
昨日の続きで、慢性の病気や痛み、苦しみのある人向けに。
もともとの体の土台が健康な人の多少の不調や一時的不調、長く続くストレスや偏った食生活から引き起こされた慢性の不調などは、食生活や生活習慣を整えて、栄養を補給したり、ハーブを摂れば治ります。特定の疾患でもその程度により、全体を整えると症状がコントロールできる程度に治り、いずれ自然薬(栄養サプリメントやハーブ)を摂らなくても大丈夫になります。
それとは別に、慢性疾患を持ち、長く続く痛みや苦しみを経験する人がいます。これらのケースでは、生活習慣の偏りからくる不調だけでなく、土台に強い遺伝的要因が存在することが多いです。一部の人は西洋薬を必要とする人もいるし、西洋薬を使う使わないに拘らず一定の栄養サプリメントの補充やハーブで長期的またはコンスタントにメンテナンスをしてサポートする必要があるケースもあります。放っておくと症状の悪化に伴い服用量がどんどん増えていく西洋薬も、栄養やハーブの補完代替療法を併用することで、その服用量を最低限でキープすることが可能なことが多いです。それで、どこまで痛み、痒み、苦しみをコントロールするか。
さまざまなことをして10の痛みがやっと4になる。それもちょっとした引き金で再燃する。長く続く痛みに苦しみ、そこから解放されるために死を選ぼうと思ってしまう人もいます。
私もそうです。食・生活習慣、仕事、生き方、自分の在り方、インナーチャイルドの癒し、全てを整えてもなおアレルゲンに触れるとアトピーが再燃します。さすがにだいぶ整っているので、昔のように滲出液が出たり、夜中にものすごい痒みに襲われて眠れないまでの症状にはなりませんが、アレルゲンが強かったり複数だったりするとQOLが十分に下がる程度まで酷くなります。
一応、仕事柄、自分の名誉のために付け加えますと、私のアトピーのクライアントさんはみなさま治ってます(笑
私のケースが、遺伝要因&程度の酷いヒスタミン不耐症と激しい肥満細胞の活性化(肥満細胞活性化症候群:MCAS)&肝臓の弱さがあり(そのためハーブも栄養素もやたらは飲めません)少し複雑なのでしょう。おかげで理論と実践を重ね相当詳しくなりました。
ちなみに、身体はさておき、なんと、占星術のバースチャートでも仕事と病気が常に隣り合わせ、仕事をすればするほど病気が出る星の配置、中国の五術でも50代までは皮膚の病気、また49歳からは喘息の再発が出ていて(実際再発してます)、星にも強く書き込まれているどころかもはや深く彫り込まれている!ので、もはや避けられない運命。一緒に生きるしかない。
むしろ、最近はこうして生活習慣を整えながら病気と共に生きることで、その中でより良く心のあり方を保つために何ができるか、長く辛い痛みを抱えている人たちのために何ができるのかを突き詰めて、形にして伝えていくべきなのではないかと思うようになりました。
終わりが見えない苦しみの中、なんとかして持ち続ける小さな希望の光がふと消えた時、振り返ると眠れない状態が一年続いていたことにふと気がついて「疲れた」と思った時、張り詰めていた蜘蛛の巣のように細い糸が切れた瞬間、「楽になりたい」と膝から力が抜けるようにすとんと穴に落ちてしまう。それが心の穴ならまだいつか這い上がれるかもしれない、でも、疲れで頭も体も麻痺している状態だと物理的な一歩を踏み出してしまう。
そんなことが起こりうるのも知っています。
長くなるので2に続きます。
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