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美肌睡眠の考え方はグッと進化!


「睡眠負債」という言葉が流行語に選ばれた2017年あたりから、睡眠に関しての有効性は、美容業界に留まらず、経済界全体でフォーカスされるようになりましたが、しっかり安眠することで、肌だけでなく、内臓や記憶まで影響が及ぶことがわかり、睡眠に関する取り組みが行われたり、プロダクトが発売されています。

睡眠・心室イメージAC

昔は、美肌を保つためには、夜の22時から深夜2時、その時間帯に寝ていることが重要だとされ、「美肌のためのゴールデンタイム」なんていう言い方をしていました。それは、細胞再生を促す成長ホルモンの分泌されるということから関連づけられていたんですね。昨今では、その「成長ホルモン」の分泌について、入眠後30分後から分泌されることがわかってきており、ゴールデンタイムとされていた時間帯に寝ていることより、重要視されてきているわけです。バスソルト(フリー)画像


 細胞の生まれ変わりを促す成長ホルモンが入眠30分後から分泌されるということは、入眠そのものが大切になってくるわけですが、入眠するのに大切なのは、「メラトニン」という睡眠を促すホルモンの分泌。これはもともと、自然に分泌されるものなのですが、交感神経優位で、生活リズムも個人によってバラバラの現代では、自然に分泌されない環境下に置かれている人が大半です。

デジタル(ACフリー)


 スマホやPC、タブレットにゲーム…様々なデジタル機器に囲まれた生活、さらに複雑な人間関係と不安定な社会の中で多くのストレスを抱えている人も少なくありません。特に、今年はコロナの影響で自粛を余儀なくされ、これまでにない大きなストレスを受けています。
 安眠に導くためには、メラトニンをスムーズに分泌させるためには、交感神経と副交感神経のスイッチをスムーズに行える生活リズムが必要です。日中の活動期に高まる交感神経、そして夜になるとメラトニンが分泌され、副交感神経に自然にスイッチできるような習慣を取り入れることが大事です。そのために私が提唱しているのは、睡眠前の「プレ睡眠タイム」を充実させることです。

バスタイム(フリー写真)


 おうち時間にもぴったりの、リラックスするためのヨガやストレッチをしたり、ゆったりとした音楽を聴いたり、スキンケアを丁寧に行ったり。1番のおすすめは香りを取り入れることです。部屋に炊いたり、入浴時にアロマバスソルトを使うのもおすすめ。アロマの需要が高まっているのは、その香りの力に誰もが効果を実感しているのでは、と推察。空間を楽しむアイテムとして、脳を休めるアイテムとしてとても有効な方法となっています。それは今後、1つ1つご紹介していきたいと思いますが、まずは、眠りにつくための「プレ睡眠タイム」を意識してみてもらえたら嬉しいです。

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