【ガーデニング】不織布(フェルト)プランターの、ほぼ唯一の弱点とは?
不織布(フェルト)プランターというものは、軽く、通気性に優れ、折り畳めば小さくなって保管にも困らず、不要になれば可燃ゴミとしてサクッと捨てられ、非常に使い勝手が良い。
高さだって変えることができちゃうし!
形状が円筒状なので、見かけによらず土の容量が多く、だからこそ植物もスクスクと育ってくれるのだ。
我が家では、3サイズの不織布プランターがある。
ズッキーニなどの大物を植えている12ガロンのもの。
最も利用頻度の高い3ガロンのもの。
そして、間違えて購入してしまったけれど、意外と使える1ガロンのもの。
夏になると、これらの不織布プランターを総動員させ、冬前にそのうちの半分くらいを撤去して畳んで倉庫に保管する。土はフルイにかけて黒い袋に入れて殺菌工程に送られる。炎天下に置くだけだが、冬になると熱も上がらず、そのまま翌年の春まで放置することになる。
そんな、完璧オブ完璧な不織布プランターにも、実は弱点がある。
順を追って説明してみよう。
古株のスペアミントさんに終活勧告を出していたので、水も与えられぬまま彼はこんな姿になった。
悪いがリソースは限られている。後人に道を譲っていただくことにする。
が!
死してなお、私を苦しめてくるのだ!
根……..根っこが外れない!!!!
不織布プランターとは、原料となる繊維を絡めてひっつけているため、プラスチックのプランターとは違い、根が入り込んでしまうのだ。
その状態のまま成長を続けると、とんでもないことになる。
これを外すためには、まずプランターと土の間の隙間にスコップなどを突っ込んで、そのまま一周ザクザクと根を切りながらまわしていくと、側面を剥がせるようになる。
そして、最難関の底部も力任せに剥がしていくのだ。
やっと剥がすことに成功!
不織布なので、こうやって裏返すこともできる。
うわぁ、すごい状態やな…….
タワシでこすると、この程度までは簡単にとれる。
これで完了!
ふぅ。かなり大変だった。いつもはこのまま放置して、次の植え替え時に再利用する。
つまり、不織布プランターの最大かつ唯一の弱点は、「根が入り込むと、簡単に外せないし、外した後の手入れも面倒」であることだ。
表面もこの様に汚れがちなのだが、これは水洗いができるので、ある程度はキレイになるよ。完全には戻らないけれど。
とはいえ、どの植物も一様に縦横無尽に根を這わせるかというと、そうではないのでご安心を。
プラスチックの大型プランターは、使わなくなった際の処分が本当に大変である(うちの自治体では、バキバキに割って可燃ごみの袋に入れて廃棄、袋に入らないサイズなら、有料の粗大ゴミ申請要)。
ちょっとだけベランダで植物を育ててみたいなと考える方には、不織布(フェルト)プランターがオススメだよ!