【ガーデニング】リボベジの植え替え
鮭フレークや調味料などの小さな瓶を廃棄するには、月一回しか収集に来ない資源ゴミの日に、指定の場所まで運ばないといけない。
透明の小さな瓶はとても可愛らしく、ジャムなどを作る趣味のある方なら絶対に捨てないだろうなと思いながら、ガシャガシャと分別しておいた。
先日見たガーデニングの動画に、リボベジ（Reborn Vegetable：再生野菜）の話題があったので、何気なく分別した瓶の一つに少しだけ水を入れ、ブロッコリーの茎を突っ込んだ。
その茎は、可食には向かない硬い部分をズバッと輪切りにしたものだったので、「ミニ丸太くん」と形容したくなるほど、根も葉も出そうにない形をしていた。
ほとんどの本棚がモノで溢れていたので、食器をおいてある棚の一部を片付けて、そこに配置しておいた。
数日ほど経って、その茎の端に小さな緑色の芽を見つけた時には、なんとなく「あら、可愛いわね」と思い、水を少し足して、またそのブロッコリーくんのことは忘れていた。
それでも「茎を水にぶっ込んでおいたら、なんか緑色のモノが出てくる」ということだけは学習したので、４分の１切りのキャベツの芯でも芽は出るのだろうか、と興味が湧いてきた。
なので、そのキャベツも瓶に突っ込んで水を入れておいた。
そうやって少しずつ瓶が増えていったところで、突然カナメがニコニコ顔でやってきた。
カナメ「なんか、部屋に緑があるといいね。」
私「あ、あれ？再生野菜のやつ？あの瓶で育てても食べられるようにはならへんよね、多分。」
カナメ「いや、そうやなくて、緑がちょっとあるのってええやん。別に食べられなくてもいい。」
食べることにしか興味のない私と、見かけによらずにロマンチストなカナメくん。そういえば、先日JA（産直）に行った時にも、安い野菜をカゴに投入しまくっていた私とは異なり、彼は花を買い、キレイにまとめて天井から吊るしていたわ（汗）。ドライフラワーにするらしい。私なら、差し詰め月桂樹の葉っぱを吊るすことなら考えつくが（ローリエ、よく使うもんね）。
私とカナメはことごとく趣味も好みも異なり、「部屋に緑があっていいね」と言った彼の言葉を聞いて、なぜか私の逆スイッチが入ってしまった。
収穫せねば...........。野菜さんを観賞用にするなんて発想は私にはない。必ずや、収穫してみせる！！
ということで、植え替えしてみましたー。
コンパニオンプランツ（共生植物）の概念に照らし合わせると、あまり良い組み合わせではないが、余っているプランターがそれほどあるわけではない。これから種まきして立派な野菜を育てる気満々の私。リボベジさんは、言わば二度目の人生。輝かしい最初の人生を送る若い種たちに、良い環境は譲ってあげてね。
結果、狭いアパートに三家族同居ということに相成りやした。
私の記憶が正しければ、ここに植っているのは、九条ネギ、小松菜、ブロッコリーのはず。気持ち的には「ネギさえ収穫できれば良し」くらいのノリである。
リボベジにトライして、分かったことがある。
１、水の量が大事！
茎の底のちょっとの部分が水に浸かればOK。水に浸かった部分の表面積が大きすぎると、あっという間に腐敗してしまう。
２、割とこまめに水の入れ替えが必要
水の量が適切であれば、水を継ぎ足すだけで良いのだろうが、多めに入れてしまうとすぐに水が濁る。キレイなお水に入れ替えておかないと、水自体から異臭がしてくるので、室内に置くのが嫌になってきちゃう。なので、こまめに水を入れ替えて、それを予防するのが必要みたい。
３、日当たりがそれほど良くなくても、意外と芽は出る。
リボベジ動画などを見ると、みんな窓際のサンサンと日光が差し込む場所においてあるので、「日光に当てねば」と思ったりもするのだが、植物は意外と生存能力が高い様で、スキあらば芽を出そうとする（冷蔵庫に入れておいても育つしね）。あまり置き場所に悩む必要はなさそう。
４、エンドレス（汗）
あまりにも簡単に芽が出てくるので、野菜を切る度に実験欲がムクムクと湧いてきて、瓶が枯渇してしまう。もちろんどんな容器でもできるのだけど、室内景観上、白い食品トレイなどに乗せておくのは憚られるし、そういう意味で、透明の瓶が個人的には好み。こうなってくると、エンドレスになってきてしまうので、リボベジに向く野菜を特定して、ある程度の量に抑えることが、個人的には重要かなと。鮭フレークを買いにいきたい衝動に駆られている（汗）。
次は大根やニンジンなどにも挑戦したいなぁ、と思っているところ。植え替えた瓶が３個余ったので、これからまた増やす予定。エンドレスやん......。
さて。コンポスト問題は解決したはずなのに、コーヒーカスや他の野菜の皮などで有機肥料を作ってみたい欲求が再燃。ダンボール箱で作ってみようかなぁ。