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【ガーデニング】敵の敵は味方w
最近、うちのガーデニングエリアでよく見かけるタイトル写真のこの方。びっくりするほどあちこちにいらっしゃるのよねぇ。
この写真は、フレンチタラゴンで競歩モードで移動しているてんとう虫くんである。そして先日まで、このタラゴンの新芽には点々と(びっしりとではないけれど、そこそこの)アブラムシくんがいたのだ。
何度もニーム+木酢液をスプレーしたり、見かける度に葉水をかけまくっていたが、若干減ったかと思いきや、すぐさまアブラムシくん存在スコアが元に戻るという状態だったので半ば諦めかけていた。
が、最近気づいたのだ。「そういえば、最近アブラムシくんを見かけないなぁ」と。
「気温が上がってきたからかなぁ」と勝手に思っていたのだが、てんとう虫(ナミテントウ?)さんを見かけるようになって、脳内でシナプスが繋がった(いや、そんな大袈裟なもんではなく、誰もが気づくことやけどなw)。
そもそもてんとう虫くんが来るのは、我が家に潤沢な食糧倉庫があることに気づいたからである。そして彼らの食欲はすごくて、一気にアブラムシくんが増殖する前夜のうちに、一網打尽してくれちゃったのである。
彼の動きをしばらく観察していたんだけど、ものすごいスピードで移動しているのだ。あちこちの葉を丁寧に往復しては、「ないっ、ご飯がないっ、ここにもないっ、どこにもない!!!!」と焦りまくって探している現場を目撃してしまった。思わず彼の友人モードでアブラムシくんを探してみたのだが、すでにタラゴン在住の方々は駆逐済み(汗)。
来シーズンも優秀なてんとう虫くんをリクルートせねばと思っちゃうほど有能である。
そこで疑問が。
昨年度、アブラムシくん全盛期には、彼ら(てんとう虫)の姿を見かけなかった。つまり彼らの世界からうちの屋上ガーデンは認知されていなかったってわけだ。
なぜ今年になって、彼らにバレたのか。そしててんとう虫くんは、我が家の何に誘き寄せられたのかが知りたくなった。それが分かれば来年以降も誘致できるかもしれないと思ったからだ。
この記事の中に書かれている植物の中で、我が家にあるのは「フェンネルとカモミール(ジャーマン)」だけである。そしてフェンネルは、まだ花をつけていない。
タラゴンの隣に、ジャーマンカモミールいたわっ!!!
なるほどねぇ。この子かぁ。確かに香りもいいし、可愛らしい花がたくさんついているのだ。一株を買っただけなのに、遠い空からも見えちゃうくらいに訴求力のある子だったとは!
つまり、葉物野菜の近くにカモミールさんを置いておけば、今年のアブラムシ被害は最小限に食い止められるのでは?
これまでに分かったこと。
ハチを呼ぶのは、ボリジ
てんとう虫を呼ぶのは、カモミール
(敬称略)
それにしても、人間視点では、せっせとニーム入りスプレーを定期的に施すよりも、何倍も効果があって、しかも自動化できてしまう生物兵......じゃなくて生物農薬のなんと有効なことよ。
(ドイツで日本に自生するナミテントウが問題になっているという記述があるが、それは外来種だからなのかな?)
そこで提案。
自分の庭にてんとう虫を誘致したい場合、人間が品種改良した飛ばないてんとう虫を購入するよりも、カモミールなどの植物を植えることを試してみるのはどうかしらん。我が家レベルの小さいテラスにある、ほんの1鉢のカモミールで呼べるなら、その方が良いような気がするのよね。自分の仕掛けた罠(術中)に見事に落ちる虫さんを見るのも面白いかも。
先日、グリーンフィールドさんのステビアを植えたのだが、6粒植えて現在3つ発芽。来年は、ジャーマンカモミールをタネから育ててみたい。