女性の髪は産後に減り、そしてまた復帰するのだぉ

 ワタクシ。

第一子は韓国ソウルで産んでおる。

しかも、その時カナメくんは日本出張中であった。

私にとっては自分との付き合いが長いからこれがフツーだと思うのだが、傍から見てもフツーなのかは知らない。

私は人を待たせるのが大嫌い。逆に自分が待つことは全く苦にならない。

なぜなら、人を待っている間に読書ができるからだ。待てば必ず来る人を待つことになんら苦痛もない。遅刻の原因が何であろうとも別になんとも思わない。

が、そのために他の誰かが困るとか、自分の仕事が進まないという他の理由があれば、当然かなりイラッとする。プロが仕事に傷をつけてはけないと思っちゃうのだ。

プライベートでは自分は待てるけれども、人を待たせるのは大嫌いなので、子供が生まれる時に陣痛室の外で誰かが待っているのだと思うと、一秒でも早く絞り出してしまいたいと思うのである。

なので、その時は絶対にカナメが出張中にカタをつけるつもりで意気込んでいたのだが、結局産気づいたのは彼が出張から戻る前日だった。

ギリギリセーフであった。

無事に韓国で子供を生み、当然のごとく二泊三日でシャバに放たれた私。初めての出産育児で大変だろうと、カナメがアジュンマ(おばさん=家政婦さん)をお願いしてくれていたのだが、狭い我が家の家事などたかが知れているわ、生まれた我が子は生後数日ほどで朝まで爆睡するようなタイプで手もかからず、結局アジュンマには10日ほどしかお世話にならなかった。

そのアジュンマは、毎日私のために大量のわかめスープ(미역국)を作ってくださったのだ。

確かソウルの病院に入院中も、スープではなくほぼワカメでは?というほどに大量のワカメの入ったスープが出てきたのだが、それとほぼ同じものを、毎日お鍋いっぱいに作っておいてくださったのだ。

私は、彼女が用意してくれたそのわかめスープを毎食飲んで(というか食べて)いるうちに、なんだか慣れてきてしまって、その後産後一ヶ月くらいまでは毎日日課のようにわかめスープを作り、それを飲み続けていた。

それ以降は、時々作って飲む程度で、そういうものだと思っていたのだが、しかし。

その後、第二子、第三子、第四子を出産後、決まって半年後くらいからガサッと髪の毛が抜けるようになってしまったのだ。

第一子の時には、そんなことは一切なかったのに!!!

後から考えると、わかめスープが良かったのかもしれないと思うようになったが、後の祭りであーる。

四人目を生んだ後に抜けた髪は、ほとんど戻ることがなくなっていたので、これも年齢の為せる業かと諦めて、せめて負担がいかないようにとショートカットにするようになった。

私が最後にセミロングだったのは、確か40代前半くらいだったと思う。とにかく前髪がつくれないほどに薄くなってしまい、髪を結ぶと地肌が見えるほどだった。

それ以来、10年以上もショートである。

お世話になっていた韓国のお花の師匠が、ある日からウィッグをつけるようになって、それがめっちゃくちゃステキだったので、私もそのうちウィッグつければいいかと漫然と思っていたほどだ。

その当時の薄毛がどの程度だったかと言うと、美容院に行く度に「こういうのは素人判断は禁物なので、ちゃんと病院に行った方がいいですよ」と言われるレベルである。つまり誰の目から見ても相当薄かったとは思う。

私自身は「まぁ歳が行けばしゃーないよね」と思っていただけなのだが。つまり、あんまり悩んではいなかったのだ。

でさ。

加齢による薄毛なら、その老化を止めることは無理だと誰でも思うわけで。それが治るとも思わないし、あえて治療をしたからといってフサフサになるとも思えなかったのだが、気づいたら治っていたのだ。

アラ還にもなろう私の髪の毛が増えるってどゆこと?

だよね.............。

思い当たることは二つ。

1、フツーの食事に戻った

2、たっぷり睡眠を取るようになった

のであーる。

子育て中のママさんで、もし今現在薄毛で悩んでいる方がいらっしゃるとしたらその方に言いたい。状況が変われば生えてくるので、

諦めるな!悲観するな!それは一過性のものだからっ!!

解説していく。

子供がいる時の食事というのは、基本的に「残ったものを食べる」ことが私にとってはフツーであった。その状況を嘆いたことなど一度もなくて、そもそも大阪人だから、食材を捨てることなく自分で消費して無駄がなくなることに、一点の曇りもなく「うまいこと回してるw」と自分で思っていたくらいだ。

子供たちは肉や魚などのタンパク質を好んで食べるため、残り物は自ずと野菜が多かった。そして私は野菜が好きだったので、子供たちが終えた食事の残りは意外と豪華に満遍なく野菜が残っていたので、それをパクつきながらササっと食事を終えていたのだ。

そんな生活を続けていて、最後に残った子供が末っ子だけになった頃から、少しずつ食生活が変わっていったのだ。彼と二人で外食をするようになると、流石に自分のためのメニューを注文せざるを得なくなってきた。

そしてカナメと2人の生活になると、何の疑問も持たずに2人分の食事を準備するようになった。お魚も食べるし、肉料理も口に入る。お弁当を準備する必要がなくなると、残り物でランチを済ませるようなこともできなくなり、わざわざ自分のためにランチを準備するようになったのだ。

ちょうどその頃から、カナメや子供達が飲み始めたけれど、途中でやめてしまったプロテインなども勿体ないなと思い飲み始めるようになった。

もともと歩くのが好きで、定期的に異常な運動に関するマイブームが訪れたりして、筋トレしたりヨガをやったり走り込んだりと、年齢の割には結構鍛えていたかもしれない。

子供のお弁当がなくなると、朝のアラームの時間を30分ほど遅く設定するようになり、カナメがアーリーリタイアメントした後は、そのアラームもすべて解除した。カリカリしながら深夜まで仕事をすることがなくなり、たっぷりと睡眠を取るようになった。

それまで4時間睡眠だったのが今では平均7時間ほど寝られるようになった。以前は自分のことをショートスリーパーだと信じていたけれど(実際短時間でも起きる時にはシャキっと起きられた)、寝られる環境があれば長時間寝られるものだと再発見したw

そして気づいたら............髪がフサフサに戻っていた。びっくりやで、ほんまに!

私の経験則で言うと、髪の生育に最も大切なことは、

タンパク質の摂取と十分な睡眠

に尽きる。

ちなみにこの写真は、80代の私の母の後ろ姿である。彼女の髪をヘナ染めしてあげたところ。どんな色になっているのか知りたいとのことだったので撮影してみた。

画像1

これ、ウィッグじゃないよ!ショートボブなんだけど、フサフサすぎて娘の私までビビるわん。本人曰く、多いわ太いわで困るほどらしい。

ちなみにこの時に使ったヘナは、韓国のネット通販で買ったもの。

逆に言えば、子供の残り物を食べるなんてことをせずに、意識してタンパク質をとって、ぐっすり眠れる環境があれば、抜け毛に悩まされることもなく過ごせたのかも。まぁ実際は、あまり悩んでなかったけどw

プロテインは、なんと言ってもザバス。

チョコ系ならリッチショコラ一択。

ソイならミルクティー味が美味しいよ。

シェイカーもあると便利。



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